memoなんかに書き捨てた主に時事モノ。カップリングその他自由自在。記憶から消える前には拾ってきて載せたいと思います・・・。




節分
バレンタインデー
兄さんが好き好き
クリスマス
ミュンヘン組  
アルエドファンに100の質問 → 配布サイト様へ(別窓)
シャンバラ1回目感想文 ** 2回目感想文 ** 3回目感想文(シナリオブックネタバレ有り) ** ハガレンミュージアム(IN 阪急三番街)
ミロスネタバレ掲示板ログ
姉さん!!(2012年ハロウィン企画)




























兄さんから頼まれた本を図書館で借りて宿に戻ると、部屋で兄さんがほっぺたを膨らませて何かを食べていた。
「ただいま、兄さん。何食べてるの」
そう聞いてもボクを見上げるだけで、むぐむぐと口をうごかしたまま答えようとしない。
普段から口にものを入れたまま喋ってはウィンリィやばっちゃんに行儀が悪いと怒られる兄さんも、さすがに反省したのだろうかと思いつつ。何か違うような気がしてならない。

だって。
「なんでテーブルで食べないのさ?」
兄さんは床に直に座って、ボクが入ってきたドアを正面に見てなんだか妙なものを食べている。
行儀が悪いといえば、それ以上行儀が悪いことも無いよね。
「・・・・それ何?」
焦げたみたいに真っ黒で長いそれから片手だけ離して、兄さんは左手でボクの前に手のひらを出した。
・・・・ちょっと待てってこと?

がっとほおばって、リスみたいに口いっぱいにしてほっぺた膨らませて。すごい勢いで食べてるけど、なかなかなくなりそうに無い。
ほんとなんなんだろう?
中味はごはん?・・・で何か巻いてるのかな。玉子ときゅうりは判るけど。兄さんの口でほおばるのがやっとくらいの太さで、長さはウィンリィのスパナくらいかな。

「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・あのさ」
話し掛けると兄さんが、その謎のものにかぶりついたままボクを見上げる。
うわぁ・・・・。
「あの、なんかドキドキしてきました!」
ボクは正直に告白する。
兄さんが、はぁ?とでも言うようにもぐもぐしながら首を傾げた。
うん、だってあのね、だってさ!
「それ、何か判んないけど、ちょっとボクの指みたいじゃない?」
「・・・・っ!」
ぶは、と兄さんに口からなんか色々飛んだ。
「何バカなこと言ってやが・・・・ああああ!!喋っちまった!」
げほげほとむせながら、叫んだり怒ったり焦ったり、なんだか兄さんは忙しい。
「え?喋ったらダメだったの?」
「そうだよ。これ、太巻きって言うらしいぞ。さっき宿のおばちゃんが持ってきてくれたんだ。おばちゃんの故郷の風習で、3日にあっち向いて一本無言で丸かじりすんだと。そしたら願い事がかなうって」
へえ。
「せっかく半分まできたのに・・・」
情けなさそうに言いながら、兄さんは服にとんだお米の粒を取っては口に入れてる。
「この黒いの何?」
「なんだっけ、海草を加工したものらしいけど」
「そうなんだ。美味しい?」
「食べたこと無い味」
よく判らない感想を漏らして、兄さんは食べかけの太巻きを見下ろす。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・食べないの?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・真っ赤だよ、兄さん」
「・・・誰のせいだ!!」
兄さんは照れ隠しのせいか大声で叫ぶ。だって。
「だって似てない?」
「似てない!こんな太くない!」
「そ、そう」
「・・・・・っ」
兄さんはますます真っ赤だった。
ボクも赤くなれるものならなりたかった。
いや別に、確かにそれ自体はそんなに似てないと思うけど、なんていうか、兄さんの食べてる感じが、さ・・・。
「ああ、またドキドキしてきた」
「しんぞー無いだろ、お前は」
「無いけどするでしょ、普通」
「あるからするんだよ、普通は」
言ったあと、真っ赤なまんま兄さんはボクに向こう向いてろ、と命令した。
「せっかくここまで食べたし、もったいないから食べる。お前は見るな」
「ええー」
「お前のせいで最後まで食べられなかったんだからな!」
兄さんが怒るのでボクは大人しく扉の方を向く。
食べてる音だけって、むしろ余計想像を駆り立てられてボクとしては拷問に近い。鎧だってドキドキするっていうのさ。そりゃ心臓は無いけど。
ええと何か違うこと考えなきゃ。あっ、兄さんこんな時間に食べて、夕食どうするのかな。食べないのかな。
食べないなら借りてきた本読んだとしても、早めにベッドに入れるよね。明日はお昼過ぎの汽車に乗るから、3回くらいは出来・・・って、ああ!全然違うこと考えてないよボク!
そうじゃなくて・・・そうじゃ・・・・。
「もーひーほー」
兄さんが意味の取れない何かを言って、ボクは振り返る。
「に、兄さん」
片手で口を押さえてまだもぐもぐしてる兄さんは、半分無理やりといった感じに口の中のものを飲み込んだ。
「はー、食った食った。見た目よりかなり量多いな」
「そう、良かったね」
ボクはつとめて冷静になろうとして、だからひどく冷たい声が出たみたいだった。
兄さんが心配げにボクを見上げる。
「・・・怒ったのか?向こう向いてろって言ったから」
「ううん、怒ってないよ」
ボクは慌てて否定したんだけど。
「・・・・」
直に床に座ってた兄さんが立ち上がってボクのほうへ近づく。
ボクは心底焦った。いやあの今のボクは危険人物だからあんま近づかないでー・・・。
そんなボクの心中を他所に、真意を確かめるためにじいいいいいっとボクを見つめてくる兄さん。
うわぁ、長いまつげだなあ。影出来てるよ。やっぱり兄さんの目って綺麗だなあ。どうしてこんなにキラキラするんだろ。・・・このヒトのこの無駄な可愛さってなんなんだろう。こんなに可愛くなくてもボクは兄さんのことちゃんと大好きになるのに、下手に可愛いから色々心配したりする羽目に・・・あ、ほっぺたにごはん粒ついてる。
「あ、ごめん」
それを取ったボクに気付いた兄さんが、ボクの手を取ってくちびるを近づける。
「・・・・・」
柔らかそうな舌を出して、指先のそれを舐め取った兄さんに、ボクの理性はぶちきれた。
「怒ってないって言ったのに」
「・・・・・・」
ボクの言葉に何かを感じ取ったのか、じり、と無言で兄さんが退がる。
「それともわざと?」
「えええとアルフォンス君?」
「誘うなら、もっと判りやすくして欲しいな」
「誘ってない!誘ってないぞ!」
「嘘、絶対わざとだ」
「ちーがーうー!」
逃げようとする兄さんをボクは捕まえた。もちろん兄さんがボクから逃げられるわけもないんだけど。





























「鋼の」
「あー?」
「何をしているのかね?」
「何がー」
びしばしと輝く錬成の光を横目にサインをし続けながらロイは言った。
「いや、だから何を作っているのかね」
両手を打って錬成をし、それをしみじみ眺めては、不満そうに錬成をしなおす。先ほどからそれの繰り返しな気がする。
「見てわからねえ?」
「判ったら聞いていない」
「早くも老眼かよ」
「鋼の」
場所を貸してくれというから、貸してやった恩も忘れてこの小生意気なお子様は、口の聞き方も忘れたらしい。
「いつ出て行ってもらってもいいんだよ、私は」
そう言うと錬成の光が落ち着いたその中から、恨みがましい視線が返ってくる。
「大人げねーんだよ、アンタは」
「私に借りを作りたいというのなら、止めはしないがね」
何をしているのか教えるだけで貸し借り無しにしてやろうというのだから、譲歩としては充分だろうと笑ってやると、エドは目の前の錬成したものを掴んでロイに突きつけた。
「これは・・・・」
特有の香りが鼻腔をくすぐる。少し甘い目のそれは。
「チョコレート・・・・・で、アルフォンス?」
彼の弟であるアルフォンスのミニチュア版というのは失礼な気がするほど精巧に出来上がった、チョコレートのアルフォンス像。

そういえば今日はバレンタインだったか。と思い出して、ロイは思わず笑った。
「・・・・・・・んな、肩震わせて笑うほど変かよ」
憮然とした表情で小さくエドが言うのを、笑いを止められないまま見る。
「いや・・・・なんというか・・・・」
どこの世界に弟の1/12スケールに正確に写し取ってチョコレートにする兄がいるかと言ってやりたかったが、喉の奥で笑いになってしまって言えたものではない。
「でもそうだよな・・・・。アルはもっとカッコいいもんな」
「・・・・・!」
ぶは、と本気で吹き出してしまって、ロイはエドの顰蹙を買う。
「そんなに笑わなくったっていいだろ!どうせオレのディテールは変だよ。いっつもアルに言われてるよ!」
「・・・・・・・いや・・・・・」
そういう問題ではなくて、それは充分良く出来ているのに、まだ気に入らないのか君は。・・・と言うところまで言葉にならなかった。

「アルのこの肩の線とか、このわき腹あたりとか、絶対もっとかっこいいんだよな・・・・。この胸のでっぱりの角度ももうちょっと・・・・」
もはや職人のごとき呟きを口にしながら、エドはまだ直す気があるらしい。
「もう充分だと思うんだがね、鋼の」
「はぁ?」
「それは充分良く出来ているよ。アルフォンスも喜ぶだろう」
ひとしきり笑って、これ以上の無駄な努力を止める。
「そうか・・・?」
疑わしげに、多少不満げにエドが首を傾げるエドが、はっとしたようにドアを見る。
「・・・・やばい」
やばい?と思っていると、エドがわたわたとしだす。
「か、隠してくれ!」
と言ったそばから聞こえてくる、ガシャガシャと金属が鳴り合う音。
「何故?」
「何故ってこっちにも色々都合ってもんが・・・・
「アルフォンスです。大佐、失礼しますー」
口の悪い兄に似ず、少し高めの声が優等生の挨拶とノックをした。
ぎゃあ、と声にならない叫びを上げて、エドが部屋の隅に避難するのを取り合わずに。
「ああ、入りたまえ」
「・・・・こんにちは大佐。すみません、兄さん見ませんでした・・・・・あっ。こんなとこにいた!」
小さな体をさらに小さく丸めても、弟に見つからないわけも無い。
「兄さんてば、朝一で宿から逃走するなんてどういうつもり!?」
ガシャガシャとエドに近寄っていったアルは、容赦無しにエドを摘み上げる。
「何か悪いことしたならちゃんと謝れって師匠も・・・・兄さん、それ・・・・・」
お小言を言いながらかつぎあげた兄が手にしたチョコレートを注視して、アルが首を傾げた。
「それ、ボクだよね?」
兄の体を抱きなおして視線を合わせて、離すまいと意固地になった指をやわらかく解きほぐす。
それはその鎧の体に、感覚が無いのだと知っていても信じられないほどに優しい仕草で。
「これ、チョコレートだね。兄さんが作ってくれたの?」
「だ・・・・・きょ・・・・・・・」
ぱくぱくと言葉を失ったかのように意味不明の呟きをエドは繰り返していたが。
「うん。ボクが食べられないから、せめても形を凝ってくれたんだね?今日バレンタインだもんね。すっごく嬉しいよ、兄さん」
どうして今ので意思疎通できるのだ、という疑問は本人達に問い合わせても、何で判らないの?という疑問系で返ってくるのでするのは止めている。
「アル・・・・・・・・・・」
「兄さん・・・・・・・」
始まった。とロイはため息をついて、手元にある書類をめくる。このふたりは少し放っておくと、すぐに二人の世界に突入してしまう。

「でも、あんまりだろ?お前はこんなのよりもっとかっこいいのに・・・さ」
「どうして?すごく良く出来てるよ」
「そうかな・・・・・・・」
人を老眼呼ばわりしておいて、弟にはそれかとロイは呆れる。
「すっごくカッコいいよ。兄さんにはボクがこういう風に見えてるの?」
本当に嬉しげに言われて、照れながらエドはごつんと鎧を叩く。
「もういいって、アル」
「ふふ。だって嬉しいんだもの。兄さんっていっつも無駄なディテール多いのに、これは忠実だよね」
「無駄って・・・・お前オレを怒らせたいのか」
「違うよー。嬉しいの。だって頑張ってくれたんでしょ?ボクの姿を正確に写そうとして」
「そうそう。朝からそこで何回やりなおしたことか」
「テメっ・・・・・・何バラして・・・・裏切り者!」
「私は君の味方になったつもりなどないぞ」
あまりにもこの兄弟が楽しそうなので、ついからかい半分に参加してしまう。
「兄さん!いつから考えてくれてたの?」
「ああ!うるさいうるさいうるさい!」
「照れることないじゃない。ボクほんとに嬉しいよ!ひとりでチョコ買いに行ったの?ほんとは秘密にするつもりだったんだよね?いつくれるつもりだったの?」
「チョコレートはここで買ったんじゃないか?ほら、司令部の売店の袋を持ってたろう」
「な・・・・・っ」
「ああ、兄さんあそこの板チョコ大好きだもんね?」
「たまには鋼のも可愛いことをするのだな」
「・・・・・・・・・ッ!」
「何仰ってるんですか大佐。兄さんはいつでも可愛いです」
そりゃ君には可愛いだろうさ、とロイは小さくため息をついて、照れてガンガンガンと弟に無意味な暴力を振るっている兄と、そんな兄を抱き上げたままからかい続ける弟を見る。

自分はいくつチョコレートをもらえるだろうか、と頭の端で考えながらも、この兄弟の前では多少むなしい気分にならざるを得ない東方司令部の昼間であった。


































ふふふん〜と上機嫌で弟が鼻歌を歌っていた。
アルフォンスには今は鼻がないので声を出しているだけなのだろうが、考えなくても口も喉もないので、やはり鼻歌だということにしておこう。

カップにコーヒーを注いで差し出す。それをエドが受け取るとアルは大きな鎧の身体には不似合いに、かわいらしく小首を傾げて、じゃあと言った。
「ちょっとコレ洗ってくるね。部屋に干しておいたら乾くよね」
「おー」
弟はいつもほんとうに甲斐甲斐しく、こまめに世話を焼いてくれる。
機嫌がいいらしい今朝は尚更だ。
「あれ、兄さん、髪ひとすじ編み残してるよ」
「んー、ぼぶぶ」
「飲みながら喋るの止めてくれる?もう。すぐ乱暴に編むんだから」
文句をいいながらも持っていた洗濯物は置いて、髪ゴムを取る。
「いいぞ。自分で直すから」
「ダメ」
何故か兄の髪をことのほか気に入っている弟が、その提案を受け入れるはずもない。だが髪を触られることは食事に支障は無いので好きにさせる。
「兄さん。たまには違う髪形にしてみない?」
「・・・・は?」
だがオモチャにされるのは気に食わない。
「いつもみつあみじゃ勿体無いと思うんだよねー」
アホか。とエドは頭を後ろに倒して攻撃する。
「ああっ動かないでよ!」
鎧に頭をぶつけてもこっちが痛いだけなので、攻撃というよりは嫌がらせだ。
「なんか変なことしやがったら兄ちゃん怒るぞ」
「えええー。変じゃないのに。可愛いのに」
「可愛いって言うな!」
「おねがい、兄さん」
「可愛く言ってもダメ」
「・・・ダメ?」
「絶対ダメ」

正直言って真正面からアルにお願いされると弱い兄ではあったが、今は真後ろなので強い。
「はーい・・・」
しぶしぶという感じで返事をしたアルは、実際髪を編み始めると、結局また鼻歌を歌いだす。
何をそんなに上機嫌なのかと思うが、不機嫌でいられるよりはずっといい。
すっかり冷めてしまったコーヒーに再び口をつけた時、鼻歌に歌がついてきた。
「にーさんがすっきーすっきーすっきー」
エドはぶーッとコーヒーを吹き出す。
「にー・・・・わっ。汚い!」
「お、おおおおおおまえ」
「ちょっ・・・染みになるよ!コーヒーなんて落ちにくいのに!脱いで兄さん!!」
「黒いから見えねぇよ!それより・・・」
「見えないとかそんな問題じゃないだろ!?もう手のかかる人だなぁ!」
強制的に上着を脱がせらそうになりながら、エドは追求の手を休めない。
「自分でやるから!それよりなんちゅー歌だそれは!」
弟の手から上着を取り戻して、声を荒げて聞くと、アルはきょとんと答えを返してきた。
「え?兄さんが好き好きなうた」
「そんな歌あるかー!!」
「あるよー。兄さんも歌う?」
「歌うか!」
「そう?この歌何でも合わせられるんだよ。牛乳が好っき好っき・・・」
「うーたーうーかー!!」
「好きになれそうな気がしない?」
「ならん!」
言い捨ててエドは風呂場に向かう。上着を洗うために。
「あ、ボクは兄さんのこと好きになりたいんじゃなくて、大好きだからねー」
のんきな声だけがそれを追って聞こえてきて、エドはそんなフォローはいらん!と叫び返した。

その後、その歌を歌いつづけるアルフォンスに洗脳された東方司令部の一部屋から鼻歌が流れて来たとか来ないとか。








































「昔はよく母さんが大きな靴下、編んでくれたよね」
「ウィンリィとお揃いの奴な」
「ボクらにはだいたい錬金術の本で・・・」
「ウィンリィには新しい工具だろ」
言いながら兄さんが目を細めて笑う。靴下に入っているプレゼントは、母さんやばっちゃんがくれるプレゼントよりボクらを喜ばせた。さすがにサンタクロースはよく判ってる!なんて三人で言ったものだけど、なんてことは無い。それらがどれも靴下に入るサイズだったというだけだ。母さんやばっちゃんの気持ちの分、大きなプレゼントは靴下に入らないからツリーの下に。
もちろんそれだって嬉しかったけど。
当たり前みたいに、知らない振りでふたつのプレゼントをくれた人はもういない。もし戻れるのなら、きっとたくさんありがとうを言う。もっともっとたくさん、よろこんであげる。

「なんだよ、プレゼント、欲しいのか?」
いつまでもツリーの下から動けないボクを、からかうみたいに兄さんが言う。
「兄ちゃんがサンタクロースになってやろうか」
からかい半分、本気半分で言ってることをボクは知ってる。兄さんはそういう人だ。
「兄さんがサンタクロースじゃあなあ」
「オレじゃ何か不満だってのか」
ぼそりと呟いたボクに声を低くして、蹴りを入れてきた。
「ちょっと止めてよ乱暴だなぁ!」
避けるとけっと悪態をついて、兄さんはさっさとその場を離れた。
「あっ、待ってよ兄さん!」
兄さんは人波の中をどんどん歩いていく。ボクはその背を見失わないように歩調を速める。真っ赤なコートはサンタクロースみたいによく目立つから、見失うってことは有り得ないんだけど。
「ねえ、兄さん」
「何だよ」
「兄さんは欲しくないの、プレゼント。兄さんだって上げる方じゃなくてまだ貰う方でしょ」
ボクの言葉に、ちょっとだけ機嫌を直したらしい兄さんは、それでもどこか困ったみたいに笑った。
「幾ら貰える年でも、貰えないだろ。プレゼントは、いい子じゃないともらえないんだぜ?」
そんな風に自嘲する兄さんに、じゃあボクももらえないねと言うと、怒ったみたいに「だからオレがやるって・・・!」と肩を怒らせた。
「じゃあ兄さんにもボクが上げるよ。何が欲しい?」
「そ・・・っ・・・んなの、」
「ね」
口を開きかけた兄さんを遮るようにボクは言う。
「兄さんがサンタでも仕方ないでしょ」
「・・・・・」
本当にほしいものは、誰かに与えてもらうのではなく、このてのひらで掴み取るしかない。
ツリーの下に行けばほしい物がある、そんな子供の頃は懐かしくはあるけど。いい子でなくても獲りに行く。そうできることが、どこか誇らしくもあるんだ。

「・・・確かに、オレたちがほしい物は、サンタはくれねぇよな」

冬になると、いつにも増して思う。あなたを包んで上げられるぬくもりが欲しい。
この腕の中で発熱するあなたを感じてみたい。

「判らないよ?靴下の代わりにボクをつるしてみたら、朝になったら中に体が・・・」
「いつも思うがお前の発言は科学者とは思えん」
「ボクもいつも思うけど、兄さんツッコミには向いてないよ」
「誰がツッコミだ」
「ボクだから付き合ってあげられるけど、普通だったらドン引きだよ。つまらない人にも程があるよ」
「おまえなあ!!」
ボクは宿屋の扉を開けた。おかみさんが、おやまあもう帰ってきたのかい、と笑うのにも答えないで、兄さんはさっさと部屋へ上がってしまう。
「ツリーは見てきましたよ」
「キレイだったろう。毎年あそこはカップルでいっぱいだから、そうさね、兄弟でいてもいたたまれないだけかね」
豪快に笑うおかみさんに、言葉を濁してボクも部屋へ上がる。入ってみたら兄さんは既にベッドの中で不貞寝をしていて、あてつけのように、錬成したらしい大きな靴下が下がっていた。

「ねえ、兄さん。ボク欲しいものがひとつだけあるよ」
サンタクロースに貰うのでは意味がない。そういうことを知った時、こどもはサンタクロースに別れを告げるのかもしれない。
「でもそれは兄さんがサンタになるんじゃダメなんだ。いい子だから、弟だからくれるんじゃ嫌なんだよ。我儘だけど」
毛布がごそりと動く。答えないけど、兄さんはちゃんと聞いてる。

「ボクは兄さんが欲しい」

ボクの言葉に、がばっと起き上がって、真っ赤な顔で兄さんはボクを見た。
「兄さんの意思で、ボクのものになって欲しいよ」
まっすぐ見つめたつもりの視線が、ちゃんと届いているのかボクには判らないけれど、でも兄さんはまっすぐにボクを見返してくれた。
兄さんが手を伸ばす。ずるりと肩から毛布が落ちる。その手を取ると、ほとんど縋るように兄さんの手がボクの首に回った。
「今更・・・何言ってんのお前」
「今更って思う?」
ぽつりと落とされた呟きに答えて、兄さんのくちゃくちゃになってるみつあみを解く。
「冷たくない?兄さん」
ボクの体に自分の体をぴたりとくっつけて、ただでさえ熱の奪われるこの時期に。
「・・・だから、それがオレの意志だろ?」
まるで謎かけでもするような、兄さんの曖昧な言葉。
「ダメ。そんなんじゃ足りない」
「・・・・・・」
言い切ったボクの顔を見て、兄さんは呆れるように言った。
「一応線引きしとくけどな。・・・・今までだってちゃんとオレの意志だぞ」
「うん。そうだろうね」
そうでもなければ、兄さんがあんなこと、許すはずもない。でももっと。
「たまにはオレから誘えってか。・・・ほんと今更だな、ったく」
言いながら兄さんは溜息をつく。本当に呆れられただろうかと思った途端に兄さんの視線が熱を帯びた。ボクは心臓も無いのに胸が跳ねた心もちがした。白い指先が首周りから順に鎧の淵をなぞっていく。

「覚悟しろよ、アル。サンタクロースじゃないから、優しくできねぇぜ?」
そう言ってつり上がった赤いくちびるに、ボクは眩暈を覚えた。





































Q1:でははりきっていきましょう!お名前(HN)をどうぞ。HPをお持ちでしたらアドレスもどうぞ。

はいはりきっていきます!名前は上條礼です。カミジョウレイと読みます。サイトはhttp://hsa.nobody.jp/です。

Q2:アルエド以外でのサイト傾向等をどうぞ!

一応ロイエド?(なぜ聞く)ハイエドとかハボロイ(のようなヒューロイのような)とかも置いてあるのは置いてます。

Q3:年令、性別をどうぞ。(宜しければ)

ロイロイよりは下っぽいです。昔も今もかわらずおばちゃんです。おっちゃんにならないように気をつけます。

Q4:誕生日と血液型をどうぞ(宜しければ)

1月21日です。概ね忘れられる運命です。血液型は2×年間Aだと信じていましたが2005年10月にO型だと判明しました・・・・。

Q5:同人活動等で布教活動をやっていますか(笑)?

布教になってるかどうかはともかく、今鋼でのサークル活動は三年目に突入です。個人誌やコピー本まであわせると15冊も出てますスゴイ!(自分で言うな)

Q6:兄弟(アルエド)に、はまったきっかけは?またその時期を教えて下さい。

別ジャンルの個人サイトでの企画を立ち上げる為の相談チャットをやってた時に、アニメ一回目を見た六畳からハイテンション電話がかかってきた。その後カラオケにて六畳がそろえた既刊を読破(ここでカップリングを決めた。当時は「カップリング色の強くない」という限定でアルエドと言っていた(笑))。2回目と3回目のビデオを貸してもらう。以後は自分で録画して見て転がるようにハマった。

Q7:どっちかっていうとエドがすき?アルが好き?

え・・・・っえらべな・・・・兄さんだって鎧と13歳とハイデリヒ(ハイデも!?)と全部欲しいに決まってる。

Q8:貴方のエドの愛して止まない部分をどうぞv

原作兄さんはとにかく男前。乱暴者で手がつけられないけど天才肌で、でも努力を忘れないところ。何より「弟」っていうわかりやすい弱点があるところ。
アニメ兄さんはひたすらお姫様なところ(笑)まちがいなく主演女優賞。愛されているものの(弟に 爆笑)強みを感じる。あとやはりぱくろみ声。

Q9:貴方のアルの愛して止まない部分をどうぞv

原作アルはやっぱり男前。弟と鎧の(笑)可愛さを保ちながらどんどん男前になってくる将来性の高さ。白黒どっちでも似合うところ。
アニメアルはひたすら兄命なところ。主演男優賞他総ナメ。兄貴がいないことで性格変わって育つにも関わらず、兄貴しか見えてないところは変わらない。そして何より魅惑のくぎみやボイス。

Q10:普段貴方はエドの事をなんと呼んでますか?

兄さん。です。昔はエドでしたが、アル気分で兄さんと呼びつづけていたら、最近は「エド」と呼ぶのが変な感じになってきた(え)

Q11:またアルの事はなんと呼んでいますか?

アル。あるほんす様。アルは様付けオッケー。(え)

Q12:現在の理想的な二人の身長をお答え下さいv

ふたりはいつでも理想的なので、身長ごときでは何も変わりません。どんな身長差でも萌え。

Q13:将来の理想的な二人の身長をお答え下さいv

ただハイデと兄さんの身長差は初めて知った時かなり萌えた・・・!(笑)

Q14:兄弟喧嘩で一番多いものは何だと思いますか?

たわいないことでしょうな。牛乳飲めとか、風呂入れとか、ベッドはどっちとか、攻めはどっちだとか(え)

Q15:その仲直りの方法は?

悪い方が結局素直に謝る。ふたりとも意地っ張りながらも、ちゃんと謝れる子達だと思うので。長引かせるのも嫌だろうし。

Q16:大概先に折れるのはエド?アル?どっちでしょう?

基本的に埒のないことですぐ怒るのは兄さんっぽいのでエド。上記理由により折れるのもエド。

Q17:恋心を先に自覚したのは兄、弟のどちらでしょう?

創作の中ではアルが先に自覚してるパターンが多いです。兄は晩生っぽい、っていうかアルの人体練成のことにばっかり目が行ってそう。

Q18:それを相談した相手は?(笑)

あんまりしないと思います。相談するのは普段お互いだから、出来ないと他に誰にしていいのかわからなくなると思う。

Q19:また告白したのはどちら?

これもやはりアルというパターンが多い、かな?兄さんはあんまり好きとか言わないタイプっぽい。

Q20:ぶっちゃけはじめてvは何歳あたりでしょう?

何歳でも萌えます。(待て)

Q21:その時のシュチュエーションをくわしくどうぞ!!

鎧でもわくわく生でもドキドキ。

Q22:またその時誘ったのはどっち!?

アルは兄さんだと言うかもしれません。

Q23:エドにとってアルはどういった存在でしょう?

弟。・・・・いやエドにとっては「兄」っていうことがアイデンティティだと思うので。

Q24:アルにとってエドはどういった存在でしょう?

いちばん。かな。一番のライバルだったり、すきなひとだったり、はたまたきらいな人でもあるかもしれません。

Q25:エドが一等アルの好きな所は?

鎧なところ?(待て)兄さんのアル好きは母性に近いと思う。目に入れても痛くないかんじ。

Q26:アルが一等エドの好きな所は?

全部!って言うと思います。

Q27:エドは何処の部分が弱い?(笑)

設定的には首の後ろ側の付け根のとこから耳たぶの裏っかわあたり(細かい)

Q28:アルはテクニシャン(いろんな意味で)だと思いますか?(笑)

あらゆる意味でテクニシャンだと思います!

Q29:では特にどんなところが?(笑)

何をやらせても器用そう。本人的にはコンプレックスに近いくらい。でも兄さんが気持ちよさそうなので(あれ?)いいことにしましょう。

Q30:そんなアルにも弱い所はある!さあ何処でしょう?

兄を取られると街がひとつふたつ崩壊します。

Q31:エドは甘党?辛党?

ドーナツのイメージから甘党。お子様舌っぽい。オムライスとかハンバーグとか好きそう。いつも同じ物食べてそう。たまには違うもの頼めよとか鎧につっこまれてそう。

Q32:またアルは甘党?辛党?

どっちもそれなりに。アルは好き嫌いないとおもう。でも甘いものも好きそう。長い間食べられなかったので食べること自体が好きそう。

Q33:エドはお酒につよい?弱い?

弱いと楽しい。

Q34:またアルはお酒につよい?弱い?

なんとなく強そう。

Q35:エドは牛乳以外にも好き嫌いはあると思いますか?またそれはなに?

食べたことのないものはあれど、牛乳がワンアンドオンリー。

Q36:アルに好き嫌いはあると思いますか?あると思う方はなんでしょう?

あったら牛乳飲めといわれた兄貴が反論していると思う。

Q37:それ(Q31,Q33,Q35)を利用してアルがたくらんだりするような事をお教え下さいv

酔った兄さんに牛乳を飲ませる?(笑)おいしいよーおいしいよーって催眠しながら(え)

Q38:黒アル白アルどっちがこのみ?

兄さんだって黒いのも白いのもどっちも(もういい)

Q39:黒エド白エドどっちがこのみ?

兄さんの場合は黒とか白とかいう範疇を超えていると思います・・・。

Q40:二人の恋路を邪魔するやつは?

邪魔できる人がいると思いますか。だって街が崩壊するんですよ。戦場になるんですよ?

Q41:二人の恋路を応援万歳な人々は?

むしろ応援とかは余計です。下手に手を出すととんでもないことになります。

Q42:寂しい時、どっちが良く甘えたがる?

基本は兄さんが甘えさせたがりでアルが甘えたがりだと思いますが、寂しい時は逆だとおもう。

Q43:またどんな風に甘えますか?

ガンつけ。今すぐ撫でさせろ抱きつかせろ的に。

Q44:嫉妬深いのはどちらでしょうか?

多分アル。アルの方が早熟なので。兄さんは嫉妬をいまいち理解していない。

Q45:エドの牛乳に対する宣戦布告をどうぞ(笑)

テメェの力なんぞなくてもオレの背は伸びる!

Q46:牛乳を飲まないエドにアルが飲ませようと!!さあどんな方法で?

そらまあ料理でうまく使うんでしょう。単品での場合は根競べ。飲まないと絶交!みたいな(笑)

Q47:飲まなかった場合のお仕置きはいかに!?(笑)

おしお・・・・っ・・・そんなことこんなとこで言えませ・・・(待て)。

Q48:エドがお兄ちゃんで良かった部分はなんでしょう?

エドがエドでいられる。

Q49:アルが弟で良かったと思う部分はなんでしょう?

前に兄弟反転バージョンを書いたことがあるんですけど(書きかけで放置)、その中でアルは兄さんが兄さんじゃないことが寂しそうでした。

Q50:アルエドの夢をみたことはあったりしますか?

兄弟な夢ならみたことがあります。

Q51:またどんな夢でしたか?

なんか一緒に犯人探しをしました。

Q52:これから見てみるならどんな夢がみたいですか?

いちゃいちゃしてるやつ。

Q53:もしもっと年が離れていたらどうなっていたでしょう?

兄さんがアルにメロメロなのが外目からもっと判るようになると思う。ずーっと頭とか撫でてると思う。できるもんならずーっと抱っことかしてると思う(当然させてもらえないだろうが)。アニメ兄さんは13歳アルにメロメロです。

Q54:もし兄弟関係が逆転してしまったらどうなるでしょう?

アルがお兄ちゃんだったら大変判りやすい溺愛状態に。たぶん兄さんも甘えたになると思う。

Q55:現在エドとアルとの勝負において1勝しかしておりませんがこれから勝つ事があると思いますか?

アルはエドに勝ったと思えることってほんとはあんまり無いと思うので、組み手や喧嘩ぐらいは勝たせてあげたい。

Q56:もし勝つとしたら何勝くらいしそう?

一勝ぐらいはしたいと思ってると思います。

Q57:またアルがわざと負けるとしたらどんなとき?

兄さんを怒らせたいとき。

Q58:いつも一緒にいる二人。仕方ない理由で1週間程離れなければならない時が。その時のエドの心境は?

不安。だいじょうぶと思ってる、だいじょうぶでなきゃと思ってる。だいじょうぶな顔はしてる。けど、やっぱり不安。

Q59:おなじく、アルの心境は?

兄さん大丈夫かなあ兄さん大丈夫かなあまた乱暴しないかなあ。と思って自分の不安はあとまわし。

Q60:そして久しぶりに再会したエドの言葉はなんでしょう?またそれに続く行動もどうぞv

殴る蹴る。・・・喜びが素直に出せないタイプ。

Q61:おなじく、アルの言葉と行動をどうぞv

映画を見れば知れたこと。

Q62:エドが普段の感謝の気持を柄にもなく出しました。さてどんな言葉?

ありがとなってちょっと照れながら言うと思います。その後すぐどっか行っちゃう(照れるあまり)。

Q63:アルがエドに贈り物をします。さて何を送るでしょう?

食べ物とか、普段使うものとか、ひねり無く必要だと思うもの。

Q64:鎧バージョンアルエドでやってみたいドリームシュチュエーションをどうぞ!

いやあの、アルエドというだけで全てがドリームなんですけど、そういう時はどうすれば。

Q65:人形バージョンアルエドでやってみたいドリームシュチュエーションをどうぞ!

にんぎょうと読んでしまいました・・・兄弟でくるみ割り人形パロでも・・・・だからヒトガタやってば。

Q66:エドとアルどっちの方が強く惚れてるでしょう?

お互い自分だと言うでしょうな。

Q67:またそれで喧嘩したりしてどっちが勝つ?

兄さんはあんまりアルにはそんなこといわないと思うので喧嘩にならないと思う。しかし自分の方が好きだと言いながらもお互いに相手には勝てないと思ってそう。

Q68:二人を動物に例えると?

大型犬と子猫。13歳アルは当然子犬。兄さんは大きくなっても子猫(え)

Q69:エドの癖ってどんなんでしょう?

考え始めると他のものごとが目にも耳にもはいらなくなる。

Q70:またアルの癖は?

どんなときでも兄貴にツッコミを入れてしまう。

Q71:アルのエドに対する飴と鞭はだいたい何対何ぐらい?(笑)

2:8ぐらい。その代わり飴の時はこれでもかというくらい。

Q72:将来人形に戻れたアルに似合う職業をお教え下さい!

研究員お医者さん保父さん兄さんのお婿さん(笑)

Q73:またエドに似合う職業は?

どこまでいっても錬金術師。

Q74:もしこれから二人の話を書(描)いてみるならどんな話をかいてみたいですか?

これからというか、いっつもカッコいいふたりを書きたいというのが希望です。

Q75:普段の時はどちらから行為に誘いますか?

何のですか(笑)基本はアル。兄さんは誘うというか襲う。

Q76:またその誘い方は?(鎧の時)

喉のあたりをくすぐるとか?

Q77:また生身の時の誘い方は?

あちこちにちゅうをする。

Q78:行為の時のアルはやさしいですがたまには酷い事もする?

兄さんはちょっと痛い方が好きそう(え)鎧は自分は酷いことをしていると思っていそう。でもやめない。

Q79:マニアックなプレイも可能?それを実行された時のお兄ちゃんの反撃もあればどうぞ(笑)

むしろ兄貴がマニアックっぽい。

Q80:行為中にエドが泣いてしまいました。さあどうやってアルは慰める?

ぎゅうとします。兄さんはぎゅうとするのもされるのも好きそう。

Q81:お互いに好きなキスする場所はどこですか?

兄さんは鎧の背中とか気付かれないとこあたりによくしてそう。生身に戻ってからは頭とかにしてそう。アルは兄さんの鼻とかにして楽しそうにしてると思う。

Q82:修行中、島での生活でなにかがあったと思いますか?

何かがあってもいいと思います。

Q83:その時のことを詳しく教えて下さい(笑)

そうですね!(やる気満々)食べ物の取り方も覚えて、例の人との戦い方も覚えて多少生活に余裕の出てきた頃合に不意に兄さんのビリビリあられもない格好に気付いてですね、ちょっとドキドキしちゃってですね、近くの川に水浴びに誘って洗いっことかしてるうちにですね(もういい)

Q84:師匠に二人の中は公認でしょうか?

ここで何かあったら恐らく気付いてると思います。

Q85:またお母さんにも公認?(笑)

仲良しなのはいいことです。

Q86:二人が犯した大罪について、どう思いましたか?

お互いの大事さに気付いてしまった瞬間?(違うだろ)

Q87:もし自分がエドなら母の練成をしようと思いますか?

出来ると思えばするかもしれません。

Q88:もし自分がアルなら兄の行為を諌めましたか?

いいえ。おそらく出来ないでしょう。

Q89:真理に辿り着いてしまったらアルはどうなると思いますか?

世界で一番かっこよくなる・・・・あ、違いますか。原作のアルなら、受け入れるかもしれませんね。

Q90:エドの才能にアルが嫉妬したことはあると思いますか?

嫉妬とかいう感じでは無いと思います。自分の無力を恥じるタイプ。

Q91:兄弟という禁忌に関しては(笑)簡単にクリアできましたか?

アルエドにハマるまでは兄弟も子供も無機物(鎧)も大変な壁でしたが、今は女体から獣耳までどんとこーい!です。

Q92:むしろ今では萌要素?

まったくもってその通りです・・・・!だって「兄さんっ」って!だって「たったひとりの弟なんだよ!」って・・・!(もう判った)

Q93:ぶっちゃけ。二人は元の身体に戻れると思いますか(重)?

ぶっちゃけ?原作の最終回とアニメは違うというところがひっかかっていますが、私は兄弟を信じています・・・信じたい。

Q94:戻って欲しい!という貴方の願いをぶつけて下さい…!

世界で一番幸せになってください。

Q95:二人しあわせ家族計画。戻った後の新婚生活(ドリーム)をくわしくどうぞv

新婚となるとやはりリゼンブールに戻って、錬金術の研究をしながら猫でも飼ってたまにばっちゃんちに顔出して、デンもかまって、ウィンリィに殴られつつ、穏やかな日常を。え?ええ、真夜中はほら。新婚さんですから?別の顔?(笑)

Q96:ちっさいがんばるお兄ちゃんにヒトコトどうぞ!

がんばれお兄ちゃん!

Q97:おっきいまったりな弟くんにヒトコトどうぞ!

兄さんの面倒をよろしく。

Q98:アルエドで人生が変わりましたか?(笑)

自分の中の壁が次々崩れ去れました・・・・・。

Q99:アルエドへの愛を叫んでください!!

ずっと萌え萌え言っててごめんなさい。

Q100:ここまでおつかれさまでしたv読んで下さった皆様にヒトコトどうぞ!

お疲れ様でした。読んだ人いるんですか(笑)


























「お帰り。どうしたの、エドワードさん。変な顔して」
アパートに着くとハイデリヒとグレイシアが歓談していた。その柔らかな笑顔に引かれるようにエドワードは思わず寄っていってしまう。
「何持ってるの?」
「・・・何か。これ」
エドの差し出した包みに、ハイデリヒの笑顔が凍る。
「また!?何が入ってるか判らないんだから、知らない人から物貰っちゃダメだって言ってあるでしょ!?」
「でもっ!すげえ勢いで走ってきてすげえ勢いで渡すんだぜ!?」
「それでも!ちゃんと断らないと!」
判ってるよ。とエドはうな垂れる。
「一応頑張って二つは断ったんだけど、これは気付いたらポケットに入ってて」
「怖っ!止めてよそんなのいつまでも持ってないで捨ててきなよ!」
「ええーアルフォンスが捨ててくれよ」
「どうしていつもボクが君の後始末をさせられるんだよ」
「・・・・アルフォンスだから?」
「・・・・っボクは弟じゃないって言ってるだろ!」
喧喧轟々言い合っている二人に、小首を傾げてグレイシアが包みを取った。
「これ、バレンタインのプレゼントじゃないの?」
真四角の小さな包みはグレイシアの手に乗るほど小さなものだ。
「「・・・・バレンタイン」?」
ふたりは同時に呟いて、片方は首を傾げ、片方は破顔した。
「なんだ、そういえば今日は14日ですね!」
「そうよー。アルフォンスも気付いてなかったなんて、エドのこと言えないわよ?」
「ボク最近、エドワードさんに振り回されっぱなしで日付感覚なんかなくなってて」
「3つもなんてエドもやるわね」
「エドワードさんは顔と頭だけはいいですからね」

「バレンタインってなに?」
盛り上がるグレイシアとハイデリヒをよそに、きょとんとした顔のエドにふたりは目をまるくする。
「知らないの?エド」
「そういえばこの人、クリスマスもハロウィンも知らなかった」
「また何か祝う日か?」
こちらは向こうとよく似ているが、当然いろんな違いがある。こちらでは向こうでとうの昔に廃れた宗教が流行っていて、それを基にした祭りが多い。それらをエドワードは当然知らないので、よく知りあいに・・・主にハイデリヒに呆れた顔をされるのだ。
「バレンタインはね。恋人たちが愛を交わす祝日よ。好きな人に贈り物をする日」
「惜しかったね、こんなことならちゃんと教えておけば良かったなあ。そしたらエドワードさんにもかわいい彼女が出来たかもしれないのに!」
「ふー・・・!」
微妙に鬼気迫るハイデリヒの発言はともかく、バレンタインデーを理解したと頷こうとしたエドワードは突然黙り込んで手の中の箱をハイデリヒに押し付けた。
「やる」
「・・・・え?どうして?」
「オレはいらない」
「まあ・・・でもせっかく勇気を出してくれたものなのに」
「そうだよ!ちゃんと受け取らないと!いつのまにか入ってたってのは多少気になるけど!」
二人が言い募るのにもぶんぶんと首を振ってエドは逃げる。
「エドワードさん!」
エドをまっとうな人間にしたいらしいハイデリヒが怒るのにも構わず、小箱を渡してくるのを避けて、エドはその胸にかじりついた。
「オレはアルフォンスがいればいいんだ!」
「え゛」
「・・・まあ」
「な、な、な、何言ってるんですか!妙なこと言わないでくださいよ」
ぎゅうとしがみつかれては、手にした箱を渡すことも出来ない。しかも横にはグレイシアがいるのにとハイデリヒは青ざめた。
「私、お邪魔だったかしら」
「ああっ勘違いしないでグレイシアさん!」
「これは私が処分しておくわね」
ひょいとハイデリヒの手からプレゼントの箱を取って、店の中に入ってしまう。
「違うんです〜〜〜・・・・」
ハイデリヒの叫びも虚しく、グレイシアの誤解は解けないままその後姿は消えた。
「ああ良かった」
「何がですか!」
手元からプレゼントがなくなった途端ハイデリヒを離してエドワードが笑う。
「せっかくの女の子からのプレゼントを!いったい何のつもりですか!普通の男だったら大喜びするはずでしょう!いいかげん女の子にぐらい興味を持ったっていいと思いますけど!」
「・・・・だってオレ普通じゃねえし」
そう言ったエドにどうやってそんなにと言うほど目を吊り上げたハイデリヒに、エドワードはそっと続けた。
「それに、断った二人はふたりとも男だったんだぜ?」

お前いつも人から物もらうな、特に男からは何があってももらうなって言ってんじゃねえか。

「・・・・・・・・・・・・・・おとこ?」
「・・・・・オレ、髪こんなだし、女に見えたのかな」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「でもやっぱオレは男はアルフォンスだけでいい」
「・・・・・・・・」
最早沈黙を返すしかないハイデリヒににこっと笑いかけて、エドはその手を取った。
「さっ、早く晩メシにしようぜ。オレ白ソーセージがいいなー」
「・・・・・・・・」
もうこの際男でもいいから、この人の世話をしてやってくださいと言えないのがハイデリヒの敗因だと、ハイデリヒ自身も判ってはいた。









































よおエド!と声をかけられてそちらを向いたエドワードさんがにこりと笑った。

「なんだよ、また昼間からビール?」

「バカヤロウ。こんなもん水と一緒だよ」

来い来いと呼ばれて、いかにも酔っ払った風のオジサンたちの元へエドワードさんは素直に行ってしまう。

いやいや、そんな簡単に!?


「奢ってやろうか」

「やだよ。酔ったら何されるかわかんねぇもん」

「はっは!こんな水で酔っ払う方が悪いな」

どこのバーだというような会話を交わしながらも、彼はすとんとそこに座ってしまう。仕方なく更にその横に座ると、意味も無く盛り上がっているオジサンたちから不躾な視線を向けられた。

この食堂で昼間からビールを飲んでくだをまいている人は多い。ここ最近の職業難は深刻で、ボクがここに来るたびに見かける顔はいくらでもいるけど、この人たちは知らない。

まったくと呆れてしまう。エドワードさんにはどこか危ういところがあって、本当は誰にも心を開かない割に、妙に人懐っこいところがある。

見た目だけは小さく可愛らしい上に、よくよく見れば本当に綺麗な顔をしている人だから、そんな人に懐かれれば邪険に出来ないのも判るんだけど。

それだけで納得しきれないほどには何故か男性に好かれる。バレンタインなどはふたつもみっつもプレゼントを貰っていた。・・・男性から。

まるで品定めでもするようにボクを見ていたオジサンがこっそりエドワードさんに聞いた。

「お前さんのコレか?」

「違います」

っていうか聞こえてます。

「そうだよ」

「・・・・っエドワードさん!」

ボクの否定は無かったもののように当然のようにエドワードさんが肯定したものだから、ボクは目の前のテーブルに頭をぶつけそうになった。

「じゃあお前オレの何?」

ボクが怒るとオジサンの方を向いてたエドワードさんがボクを見返してぷくっとほっぺたを膨らませた。ああ18歳にもなるのにそんな顔をしないで下さい。

おかしいなあ、この人この間まで憂いを湛えた美少年って感じだったのに、これじゃあ。

「なあ、何なんだよ」

エドワードさんはボクに詰め寄る。ちょっとちょっとそんな寄らないで下さい。

ボクが逃げるように体を引くと、彼は傷ついたような顔で目線を下げた。

「オレのこと嫌い?」

反則だ。

「・・・誰もそんなこと言ってないじゃないですか」

「でも、お前、オレに触られるの嫌いだろ」

それは多少事実だったので、ボクは黙り込んだ。嫌というか苦手というか。

だけど、エドワードさんの方がちょっとスキンシップ過多なんじゃないかと思う。

朝、目が覚めた時に何故か隣で寝てたエドワードさんにびっくりして思わず彼を蹴落としたのは、悪かったとは思うけど、それって仕方ないことじゃないのか。

ボクが黙ったままでいると、彼は下げていた目線を上げてボクに笑いかけた。判ったからもういいよとでも言うように。

この人のこの笑い方ってもう本当に可哀想で、一も二もなく謝りたくなるけど、ダメだ。これは罠だ。ボクは心を鬼にして横を向いた。

「ボクは自分をエドワードさんの保護者だと思ってますから」

「えー!友達じゃねえのかよ!」

ボクが言った途端にエドワードさんはさっきまでの拗ねた表情を取り戻した。・・・ほらもう、ちょっと譲歩しただけでこれだ。

「そう思ってほしいならもっとしっかりしてください」

「ええ?オレはリゼンブールじゃしっかりもののエドワードちゃんで通ってたんだぞ。しかも13歳で国家錬金術師の試験に合格した天・・・・」

「しっかりもので通ってたのはボクでしょ兄さん」

エドワードさんが例の思い出話を始めようとした時に、不意に声がかかった。エドワードさんの目が輝く。

「アルっ!」

「ただいま。家にいなかったからこっちかなと思ったらあたりだったね」

「お帰り。アルフォンス君」

彼がアルフォンス・エルリック君。実年齢17歳、見た目13歳、なんだそうだ。よく判らないけど。

「すみませんハイデリヒさん。いつも兄がご迷惑を」

本当にしっかりものの返事をすると彼は、ボクらの向かいに腰を下ろした。しかも三人分の料理を持って。・・・そういえば注文するのを忘れてた。

「なんだよ。ご迷惑って」

エドワードさんが不満げに言って拗ねる。

「ただいま兄さん」

それは無視してアルフォンス君が言い直すと、エドワードさんがふと視線を和らげた。

「おかえり」

そう言えることが嬉しくて仕方ないみたいな、本当にとんでもなく可愛い笑顔でエドワードさんが答える。

この人は本当に弟に弱い。弟に似てるからという理由でボクにくっついてたのは知ってたけど、初めて実際のアルフォンス君を見たときは驚いたものだ。彼は本当にボクにそっくりだったから。

アルフォンス君もそれに嬉しそうに笑う。この兄弟は本当によく似てる。特にお互いを好きでたまらないところが。

エドワードさんは弟がいればそれで幸せなようで、彼と再会して以来基本的に上機嫌だ。

おかげさまで憂いの美少年から、天然ブラコン兄貴に早変わり。でも、鬱々としていたエドワードさんよりは、やっぱり、いい、かな。

「あのね、兄さん」

おもむろにアルフォンス君が切り出す。

「兄さんのこれからの為に言っておくけどね」

笑顔を収めてこほんとひとつ咳をしてから、ビシと親指を立ててアルフォンス君は言い切った。

「これは『お友達』っていう意味じゃないんだよ兄さん」

「ええっそうなのか?」

「・・・・・・・・・・・この人そんな勘違いしてたのか

っていうかアルフォンス君はどこで覚えてくるんだろうそんなこと。

「だって・・・じゃあアルフォンスがオレの『コレ』かって言うのは?」

「あのオジサンが言った意味としては『彼氏』ってことじゃない?」

ちらりとそのオジサンたちを見てアルフォンス君が普通に答える。オジサンたちはエドワードさんの興味を引けなくなってからは勝手に自分たちで盛り上がっている。

「彼氏・・・?」

エドワードさんは意味を掴みかねたのか繰り返して、突然。

「・・・っ」

ぼっと赤くなった。

「・・・」

はあとアルフォンス君はため息をついて、目の前の料理をつついた。

「兄さんのそういうとこって、ほんと可愛いのとうざいの紙一重だよねえ」

「・・・(容赦ナシ)・・・」


初めてアルフォンス君に会った時、噂に聞いていたより遥かに子供だった彼は、それでもエドワードさんと同じくらいエキセントリックだった。

エドワードさんの妄想としか思えなかった『錬金術世界』を、アルフォンス君も当然のように肯定し、やはりそこから来たのだと言い切った。

ただしっかりものなのは本当で、アルフォンス君は驚くほどスムーズに『こちらの世界』に適合した。

「ボク、少し前まで鎧だったので、ちょっとやそっとじゃへこたれないんです」と謎の言葉を言って、エドワードさんはそれに涙していた。

もちろん彼にとっては大事な兄が今目の前にいるのだから、安定せずにいる理由も無いのだろうけれど。

アルフォンス君はここでは錬金術は使えないのだからと積極的に勉強を始め、最近になって地域の学校にも通い始めて、友達もたくさん出来ているようだった。

アルフォンス君にベタベタのエドワードさんも目に見えて安定してきたのは判ったから、そんな弟を学校にやるのは嫌がるかと思ったけれど、彼はそれをむしろ喜んだ。

弟がいかにも『普通』の生活をすることはエドワードさんの大きな望みだったようだ。

問題は。

だからと言って寂しくないわけではないエドワードさんが、代わりとばかりにボクにベタベタすることで。

ボクはアルフォンス君のようにうまくはエドワードさんと付き合えないのだ。

いっそアルフォンス君のようにうざいと言い切ってしまえればいいのに。

「あの、あの、ごめんな」

「・・・いいよ」

ボクを『彼氏』扱いしたことを謝るエドワードさんはまだ真っ赤で、あんまり照れてるものだから、こっちまで照れてしまう。

「別にあなたが嫌いなわけじゃないし」

「・・・・・・ん」

さっきのエドワードさんの言葉をきちんと否定すると、彼は小さく頷いて嬉しそうにした。

「ふたりとも、食べないと冷めるよ?」

・・・アルフォンス君は本当にしっかりものだ。

「ハイデリヒさん」

「う、うん?」

「この人の言うことは聞き流していいんですよ。いちいち反応してたら身が持ちませんから」

「・・・そうだね」

「ろーゆーいひらっ」

「兄さん、口の中に物入れたまま喋らないで」

アルフォンス君は誰と喋ってても、エドワードさんの動向を見逃さない。

「・・・偉いよね、君は」

「慣れてるだけですよ。それにボクは兄さんを好きですし」

「アルー!」

身を乗り出したエドワードさんが頭を抱きしめようとするのをひょいと避けて、アルフォンス君は普通に続ける。

「むしろこの人はこうじゃないと兄さんじゃないですし」

「達観してるんだね」

「ハイデリヒさんも慣れますよ」

「そうかなあ・・・絶対無理だと思うけど」

アルフォンス君はにこりと笑った。

「もちろん」

「そうかなあ」

アルフォンス君に避けられた腹いせとばかりにボクに抱きつくエドワードさんを見ながらボクはしみじみ呟いた。










一回目映画感想(memo再録)

ハ・・・・・ハイデリヒ!!
ハイデリヒが・・・・!ハイデリヒがものすごく可哀想でびっくりしました。 兄さんはアルしか見ておらず、アルは兄さんしか見ていない。あっこまでハイデリヒ無視状態になるとは思っていませんでした。 だって兄さんときたらオヤジがいなくなればハイデリヒのとこに転がり込んで夢物語(デリヒにとっては 笑)を語り、そのくせちょっと諦め入ったからってデリヒの頑張りの成果も見てやらず、なおかつ家に女を連れ込む(爆笑)ような奴なのに、デリヒは兄さんのために弱い体を押してパトロンとっ捕まえてロケット完成させて、しかもそんな素振りさえ見せず「運がいいね」のヒトコトで後は何も言わずに元の世界に返してあげるようなすげぇ男なんですよ!?
しかもデリヒはただでさえ長く生きられないのに後ろから撃たれるわ、そこまでして帰した兄さんが帰ってくるわ、それはともかくデリヒ倒れてんのに一言もかけてもらえないんだよ!!っていうか死んでんだよ!!(苦笑)
可哀想過ぎて涙が出るわ。誰のためでもなくハイデリヒの為にエンドロールで泣きました。
兄さんのためにそこまでしてあげるデリヒが、兄さんを大事じゃなかったなんて思えない。大事な人に好きになってもらえないまでもずっと覚えてて欲しかったんだろうなあと思うと・・・・いかん、また涙が出ます(涙)
デリヒが可哀想過ぎて、原稿頑張ろうと思いました。デリヒを幸せにしてあげたい。(夏はアルエド前提リヒエドです。・・・もうそれだけでかわいそうな感じが漂ってますが 苦笑)

映画全体としては、悪くなかったと思いますよ。あんなにいちいち笑いを取りにくるとは思いませんでしたが(笑)
ボンズさんの中では元々ロイロイはお笑い担当だとは思うんですが、・・・に、したってさ・・・(笑)雪被るわ、北国から突然戦場に現れるわ、いつのまにか指パッチンし放題だわ、人間ガスバーナーだわ(爆笑)兄さんもハットリ君みたいなことして頑張ってましたが、ロイロイには叶いません(え)
本当に「兄弟のための」映画でした。可哀想度で言えばエンヴィーもすんごい可哀想なんですが。それにしても人が死にすぎたなあ。最後だと思って無茶しましたね、アニメ。
グラトニーの喉から出てる足がライラなのかなと思うとちょっと笑ってしまいました。
に、してもこの映画でアニメ兄弟のとんでもなさを再確認してしまいましたね。姫姫と言ってましたが、シャンバラ兄は間違いなくお姫様でした。ハイデリヒにとっての(あの横暴さとあの尽くしぶりから見れば間違いない)。
そしてアルアルは見事な暴れん坊将軍でした(爆笑)将軍様とお姫様の組み合わせが最強でない訳ありません。アルの恐ろしさは兄貴がどれほど無茶しようと、兄貴がどれほどとんでもないことやろうと、「もうv兄さんのいたずらっ子vv」(意訳・・・でもほとんど変わらないよね!?爆笑)で済ませられることです!!
アルアルは兄がいなければ自分が暴走。兄がいれば兄の暴走を多少止めつつ共に暴走。どっちにしてもあの二人は我が道をつきすすんでいるのです・・・・!判ったもう止めないよ。あんた達を引き裂けばえらいことになるともうあっちの世界もこっちの世界も充分わかったさ!(笑)
そんな中ウィンとの多少のラブラブを付け足したって浮くだけだよ。それぐらいならアルにぎゅーーーってやらしてくれよ(鎧ではやったけど)。こうなったらロイロイでもいいよ(笑)でも、ほんとハイデリヒにもうちょっと時間割いてあげて欲しかった・・・・・。

映画では問題発言が非常に多くて、途中何度も「ぎゃーーー!」と心の中で叫んだ気がするのですが、あまりにいろんな事が一度に起こりすぎて(映画だから当たり前です)、「な、なんかもっと色々すごいこと言ってた気がするけど思い出せない」と六畳と言っていたりしたのですが、その最たるものが、アルの「兄さんてばいたずら好きなんだからv」(適当。ハートマークは捏造)だった訳で、この台詞だけでこのふたりを全て現すとんでもない台詞だとおもっていたのですが、本日問題発言をひとつ思い出したので、書いておこうかと。

それはずばりハイデリヒの「エドワードさんが女性に興味を持ってくれて嬉しいんだ」(適当)
・・・・・・・・・・・・・。すごい問題発言だと思うんですけど皆さんいかが。
いやいやいや。いやいやいや。ま、普通に考えたら心を開かない兄さんが他の人に関心を持ってくれて・・・・いやチガウ!!
だって兄さんノーアにも別に心開いてねぇもん!!
っていうかそこであえて『女性』ってつくのオカシイよね、デリヒ!!
そこで女性って言うのは言わばロイロイみたいな人だよ。女慣れしてるか、女の人好きか。まあね、まあデリヒだっていい年の男の子なんだから、女の人がたくさんいるようなお店に行ったりするかもしれないし、兄さんをそういうとこに誘って断られたってことがあったのかもしれないけど、でもデリヒそういう風には見えないんですよねー。だってジプシーの姉さんたちと車で一緒になったときも慣れてない風だったし。
それなのにさ。それなのに「女性に興味を持ってくれて嬉しいんだ」・・・・・兄さん・・・18歳の健全な男の子が言われる台詞じゃないよー・・・(笑)


アルの記憶の等価交換って何とだったんでしょうね?現実世界に来たから戻ったというだけじゃ、兄さんの腕や足も戻ってなくちゃおかしいし、・・・まさかハイ・・・(禁句)・・・兄さんは何に納得したのかなー。
そういえば、ウィンリィが可哀想だという感想もよく見かけますね。確かに「もう待たせてくれないんだ」っていう台詞には「うわあ・・・」と思いましたが、正直、「まだ待つ気あったんだ」とは思いましたね(オイ)。いや、だってアニメの兄さんってびっくりするぐらい範疇になかったでしょ、ウィンリィが。アニメで兄弟は原作よりかなり早い段階、11歳と10歳の終わりくらいで旅に出てるのですが、どうもリゼンブールには一回も帰らなかったらしく、ウィンリィに会うのは三年ぶりとかの状態だったんですよ。多少でも色恋を混ぜたいならそんなんでいいのアニメ。と思いつつ、しかも兄さんはそんな何年も会わずにすむくらいだし、後々小さい時、ウィンリィに兄弟が告白しただのなんだのって時も、「そういやそんなこともあったよな、あははー!」って感じで流す兄さんでしたから!!(笑)そっちの方がさすがに可哀想というか(笑)
実のとこ、私も例に漏れずアニメのウィンリィはちょっと・・・的なことも思ってたんですが、アニメエドを許した時に(初めはバリーの回で泣いて逃げ回る兄さんが許せなかったけど、よく考えたら12歳設定だったのでOKにした。そりゃ泣くわと思って 笑)アニメの全てを許したので、ウィンリィも無問題になりました。だいたい三年もまともに会ってないんだよ。普通にかわいそうですよ。その上最後に会ったのはバリーの時でしょ。兄さんは暗い顔してるわ、殺されそうになるわ(苦笑)たまに会った時ぐらいはしゃぎ過ぎたっていいと思うんだ。彼女だってまだ15なんだから。自分の15の時見返してみれば、アニメのウィンリィだって大人だと思うもん。そもそも原作がかっこよすぎなんだ、皆が皆。・・・・・ってそれはともかく兄さんにとってウィンリィってほんと家族的存在というか。どっちかというと、心の中の大切な、変わらない風景としての存在なんじゃないかなと思います。
ところがウィンリィの方はもうちょっと恋に近いんですよね。近いけど、どう考えてもあの年で三年って相当な長さですよ。いくらばっちゃんが「待ってておあげ」って言っても、そりゃばっちゃんの年なら三年くらいあっという間だろうけどさ!的な(笑)マグロ漁船乗りの夫でももうちょっと帰ってくるよね。みたいな。ホント気の長い話ですよね。して上げられることはほとんどなくて、ただ待つ。待っててあげることと、機械鎧だけがウィンリィの恋の象徴としてあって、ウィンリィにとって、待つっていうことは特別なことは何もない、生活の一部みたいなもんだったんだろうなと。待つこと=恋だったのに、ある日突然その対象が消えて、気持ちが宙に浮いちゃって。実際そうでなくてもウィンリィは自分とエドがそういう仲になることを、ウィンリィは信じてないように見えました。だからこそ、アニメではあの調子だったのかな、と思いますし。その内18になって、もう大人だし、むしろ年齢一桁の頃からのただ待つだけの恋をそのまま持ちつづけることの方が難しいんじゃないかと思います。でも一瞬でも兄さんに会って、ずっとつけてあげようと思ってた機械鎧も付けて上げられて、ある意味区切りついたんじゃないかな。
だから私にはどちらかと言うと、ウィンリィがエドを切った台詞に聞こえました。むしろ兄さんは待てとは一言も言ってないしなっていう・・・(酷 いや、気持ち的にはロックベル家が故郷だろうよ。でもさ、アニメ兄のウィンリィの扱い酷いしさ、約束もろくにくれずにふらふら出歩いていつまでたっても帰ってこない男より、近場のいい男はきっといくらでもいるだろうし)。うん、まあでもだからこそ、ウィンリィはもしいつかひょっこり兄弟が顔を見せるようなことがあれば、「お帰り」って言うんじゃないかと思いますが。
そういえば、機械鎧付けてあげてたけど、元の接続のとこってどうしたんだろうなー。言わない約束系かな(苦笑)
機械鎧はつけるって言っても神経部分とかどうなってんのよ、無いでしょと思いました思いました(笑)あとこれ以上背伸ばさないつもりかなあとも(苦笑)まあその辺は自分である程度なんとかするつもりなんでしょうが、そこはまあウィンリィの想いの結晶ですからね。

いっつもウィンリィは自分の代わりに機械鎧を。くらいの気合でつけてたのだと思うので、やっぱ見ない振りしてあげましょう(笑)


・・・・ところで、私は兄弟は結構、錬金術世界に帰る気あるんじゃないかと思ってるんですが、オレらは一生ここで暮らすぜみたいな台詞ってありましたか?やはりシナリオブック買うべきか・・・。とりあえずもう一回見に行くことだけは決めてあるんですが。
こっち飽きたからどうとかそういう話ではなくて、やることやったら元に戻ろうっていうの普通だと思うんですが、六畳がそんな簡単に戻るとかいうのは嫌だというので(しかも理由をうまく説明できないと言う 笑)、ご意見賜りたく。
私は戻らなくちゃ嫌だという訳ではなく、別に現実世界でやってく気ならそれはそれでいいんだろうと思うんですよ。ただ戻るの嫌って感じる人いるんだとびっくりしたので何故なのか聞いてみたいなあと思ったのです。
私としては所詮奴らは錬金術師だし、兄さんの手足を元に戻さなくちゃなんないし・・・・。完膚なきまでに戻れませんという決定打があれば別ですが、戻れる可能性さえ見つけてしまえば、身体を取り戻すぞって言った時と同じようにそれを探ると思うんですが。

ふたりが旅に出た理由はウラニウム爆弾をどうにかするって話ですよね?ウラニウムが現実世界に流出した訳を覚えてないし、なんでそんな話になったのかわかんないし、っていうか、それ史実的に無理ですって話ですが、そもそも奴らのゴール地点は「一緒に旅に出る」ではなく「全てを取り戻す」だったはずだ(笑)



それと兄弟についてなんですが、ほんと皆さん気持ちは判りますが・・・ってのはありますよね。アニメの流れから考えても、兄さんもアルも何かを思わない訳がないので、そこを描いてもらえなかったのは製作者側に何か意図があるのか、それとも腐女子に対する挑戦なのか・・・(笑)
実際、あえて描かなかった部分の方が、映画では色々重要な位置を占めてるんじゃないかと。そこはあなたたち自分で考えなさいよここまで見たんだから。という(アニメを見てなかった人には優しくない)問題提起なのかなあというのは、考えすぎでしょうか(笑)
少なくとも責められるべきは兄弟より映画を造った側なんじゃないかと思ってますが。「兄弟を描く」という意図があったにせよ、扱い酷いですからね(苦笑)ただ、「いやこれ酷いだろう」っていう意見が出ない訳が無いと思うので、そしたらやっぱり何か意図を持ってわざとああいう風なのかな・・・と。
とにかくその辺を補完したいなあと思って今お話を書いていますが、デリヒ補完といいながら、兄弟補完ですね、はっきり言って(笑)
ただ兄弟を補完することで、他の死んだ人たちの補完になれば言いなあと思ってます。

アニメと原作の違いというのは見るからにあるわけです。シナリオだけじゃなくて、キャラ的にもアニメ兄なんて見るからに色気担当だもんね!(笑)シャワーシーンはともかく、今でもなんでタッカーさん家で脱がされてたのか判んないし。アルは原作より遥かに兄命な気配がしますし、アニメロイロイは可愛いしね(笑)ウィンリィは女の子度と子供度が高いかな。アニメはシナリオ的にも兄弟に特化してると思います。最終回の時、アルがエドを蘇らせて、兄さんがアルをってなって。私はああ、兄さんは長い間旅をしてきたけど、結局変わらなかったんだなと思いました。心情的にはそこでアルを諦める兄さんは兄さんじゃないと思うけど、自分も助かるつもりならともかく、自分の身を代償にっていうの、凄く納得行きませんでした。スカーさんの回の時に「バカ兄!」って怒られたの覚えてないの、ま、そりゃそんなこと言ってる場合じゃないんだけど、ああでもー!!みたいな(笑)でも映画見て、その辺もちょっとすっきりしたかな。・・・アニメと原作は違うところがたくさんあると思いますがキャラがシナリオを左右することはないというところは同じだと思います。シナリオの為にキャラがある。それはキャラにとって残酷な面もあるので、ファンにとっては辛いこともありますが、そう思える作品っていいものが多いので、原作もこれから楽しみにしています。とか言いつつ腹の中では兄弟の幸せを願ってやまないのですが(笑)まあ、萌えはどちらからも充分頂いているので、感謝感謝です(笑)映画終わってもまだ姫兄もあるしー(笑)




















二回目映画感想(長いよ)。

キャラ萌えしたくて行ったんですが。
もー、全然重かったです。腹にきました、腹に。

二回目はひとりで行ったんですが、水曜(レディースデイ)、夏休みということもあってか、またもやすごい人でした。並んでたし。チケット売り場のお姉さんに「もうほとんど埋まってますがよろしいですか?」とか聞かれる始末。「はい?」そりゃ全然構いませんがという感じで返事すると、「十分前に開場ですが、既にもう並んでらっしゃいますので・・・」「(大阪で鋼大人気・・・!!)」一緒に並びながら六畳とみなせっちに速攻メール。結構ギリで行ってたのですぐ開場→ひとりなので適当なとこにすぐ座って映画を待ちました・・・・が。き、緊張して・・・・!!(笑)一回目もすごく緊張しましたが、二回目もやっぱり緊張しました・・・。稲葉のライブで一桁列だった時くらい緊張しながら、CMを見てたんですが、「いえろーじぇねれーしょん」のアルバムのCMの時にぱくさんとくぎみやさんの名前が・・・・!ふたりが扉の向こうへを歌ってるというようなことを書いてたように見えたんですが、ほんとですか?ほんとならちょっと聞いてみたい・・・・・。

もっすごい緊張しながらの二回目。始まった途端に鎧の可愛さに打ち抜かれる(待て)。兄さんの小ささにも。梯子をのぼる鎧を見ながら、この場面ってゲームっぽいなあ、と思いつつ、鎧を気にしながら走る兄さんも可愛いなあと思いつつ、仮面の敵キャラがウラニウム爆弾を持ったまま真理の扉に連れ込まれ(違)たことに気付く(気付いてなかったのか!)。 
こ れ か ! ! 
ええー、ええーー?ウランまでも兄弟のせいにするのかアニメ!いくらなんでも兄弟にいろいろ背負わせすぎ違うんかアニメ!・・・・・兄弟のせいっていうと、もちろん違うんですが、兄弟にしてみれば止められなかったって思いが当然有る訳ですよねー・・・・。それでそれをどうにかするために、ふたりは旅に出るのですね。うう。(涙)
だけどやっぱり兄さんが金魚鉢を被ってるわけは不明でした・・・・(笑)実は鎧を操るアルとかそういう風に見せたかったんかな?しかしあんなに材料があるのに(笑)もうちょっとマシな船を作れなかったのか・・・・・。可愛かったけど(そればっかり 笑)。

暗転してハイデリヒの笑い声から始まるシーンには、やはり辛いものがありましたね・・・・。にこにこしてるデリヒをみるにつけ可哀想で可哀想で。しかし車を壊されてもにこにこのデリヒってやっぱりアルの性格が入ってるよな。表に出るものは違うけど、根っこのところでは兄さんを許しまくりという性格が(笑)。
いろんな所で書かれている、ジプシーの姉さん達と乗り合わせるシーンで、車に先に乗ったデリヒが兄さんに手を貸して引き上げているところは凝視(笑)してきました!結構引きのシーンだったので、みんな良く気付いたなと思いつつ、基本的にデリヒの兄さんの扱いはやっぱり姫だと思い直す私。それにしてもデリヒの目のでかさとタレ目具合が可愛くて可愛くて可愛くて(またそれか)。ノーアの「故郷がない」発言に沈む兄さんを気にする様子や、デリヒが「エドワードさん」呼びなのも可愛らしくてまたもや萌えてみたり。まさかデリヒ単品で萌える日が来ようとは・・・・・・・と、それはともかくなんであの人たち他のロケット仲間と別行動でカーニバルに来てたんだ。車あるのに。まあ兄さんが壊したけど。・・・・・・・オーベルト先生のとこで会ったときは一番熱心だったのに、すっかりやる気をなくした風情の兄さんは「見ていってくれないんですか」っていうデリヒの可愛いお誘いにも手を振って不貞寝。そこにノーアがいかにもばれそうな隠れ方でやってくるわけですが。兄さんってさ、基本的に年上の女の人には優しいっぽいよね?まあ、「仕方ないよ」でノーアが家に転がり込んでくることまで許すデリヒには叶わないけど(ほんとデリヒがアルくらい兄さんに容赦なかったら、話はもっと変わっていただろうと思えて仕方ない)。多分ここでノーアに「ドイツはまだ戦えたと思ってる人は多いよ」とかハイデリヒが言うシーンがあったと思うんですが、ハイデリヒは「この時代の典型的なドイツの青年」の役割を担ってるので仕方ないんですが、ちょっと違和感有りましたね。ノーアを何も言わずに受け入れるハイデリヒが「金髪碧眼」に優位を感じるとは思えないんですが、それでもドイツ人としての誇りを持っているということでしょうか。この辺はちょっと難しいですね・・・・・。


ノーアも同じ民族の中でも異端だったのではないかなと思います。その能力ゆえに。多分それであんなに躊躇なく「売られたのね」ってなってるわけだし。人は自分と違うものを酷く恐れます。イシュバールから続き、エッカルトのところまで引いていくことでもありますが、虐げられている人たちもさらにまた誰かを虐げることが実際にある。痛みを知っているからといって、痛みに強い訳でも、やさしく出来る訳でもない。人は弱いものですね。アニメで兄さんも確かイシュバールの兄弟に「本当は少し怖い」と自分の弱さをさらけ出しています。人の心はそのように本能に近い所で恐れや差別を生み出したりもするものです。上から植え付けられることもあります。でもそこから先をどう動くかで違ってくるんですよね。弱いことが悪いんじゃない。兄さんは恐れずにノーアに触れます。「また何か見えたか?」なんて、ににに兄さん、そ、そんな鎧とあんなことやこんなことをしてるとこが見えたらどうするの!っていうこっちの叫びも無視して(心配しなくても兄さんは清いままなんだね・・・・・笑)。もちろん同じ流れ者だっていうこともあると思うんですが。私と同じで故郷が無いのね、ってノーアが単数系で言うあたりもポイントでしょうか。孤独は人を萎えさせますよねえ・・・・。
ところで催眠ガスを嗅がされる兄さんはステキでしたね。フリッツさんは手刀なのに対し、兄さんは催眠ガス。さすがヒロイン!(笑)

13歳アル登場シーンはまさに満を持してという感。でもアニメ放送時には「みーずみずみずみず〜〜〜!!」って叫んでワインの噴水に突っ込んでった兄さんとはえらい違いの登場の仕方(どうやって井戸を錬成したのやら 笑)。このアニメ放送時のアルが「とまりませーーん!」だったことを思えば、映画アルはかなり大人っぽいです。この映画アルはいろんな部分を兄さんを意識して描かれているようなのですが、兄さんより大人っぽいかも(笑)しかしあんな子供があんな派手な格好であんな風にひとりでふらふら歩いてるのは危険だと思うのですがいかが。子供たちの相手をしているアルが可愛かったです。アルは猫も好きだが子供も好きっぽい。鎧が空へ吸い込まれるのを見るやついていこうとするとこなんかかなり危険ですけど、止められて見つめるアルの表情が真理を見つめるようでした。
噂の伍長(笑)は何回見ても可愛いですねほんと(笑)雪がどさっと落ちたり、背中丸めてマッチ擦ってたりさー!中尉はあんな姿見たくないだろうっていう話でしたが、信じて待ってるって方が中尉らしいなと思いました。それはともかく、ロイロイが待ってるのが中尉じゃなかったら後は兄さんしかいないんですが、それはファンサービスですか。いくらDVDのジャケットで見つめあってたらからってまさかアームストロング少佐を待ってたってことはないよな!(無い無い)
ウィンリィは大人っぽくなってましたね。ラースに直してあげるっていう様とか、やっぱ女の子の方が先に大人になっちゃうよね!としみじみ思いました。アニメのウィンリィは恋にしたかったのに、してもらえなかった感がひしひしとするので、やっぱり可哀想だと思います。ウィンリィにとってどれだけエドに付けて上げる機械鎧が大事かというのが、持ち歩いているところからも見て取れます。機械鎧が自分の代わりであり、自分の想いの象徴なんですよねー・・・・・。


ハウスホーファー教授の家に乗り込む兄さんは、ドイツでも変わらず無茶をする人だと証明。デリヒはそんな兄さんをいっつも例の食卓で心配しながら待ってたのかしらと思うと、デリヒが不憫と言うか、どこの企業戦士(古)の妻だよ!!みたいな(笑)帰ってきた夫に「遅かったのね(上着を脱がせつつ)」「・・・・・・・・・(軽く無視)」「夕飯は?」「食べてきた」「また?」「仕事だからな」っていうね!肝心なことは何も言わずに、お前は黙ってオレの言うこと聞いてろ的な・・・そうだよ兄さんって基本的に「自分勝手な夫」が凄い似合うよね・・・・!!(誰が賛同するんだその意見)キレていい。キレていいよ、ハイデリヒ。
・・・・破れた窓から体を滑り込ませてほっぺたを切っちゃう兄さんはえろかったです。ああいうシーンに無駄に尺とっちゃうからアニメエドは色気担当になっちゃうんだよ!(笑)
それにしても鎧との再会シーンはほんとそれだけで1000円(レディースデイ料金)払う価値がある!(笑)鎧の海へダイブする兄さんがアルに気付いて呆然とするとこから、アルが「兄さん!?」っつって兄さんを抱き上げてほっぺたすりすりするところ、「走れー!」「どっちー!?」まで、二人そろうと突然雰囲気変わる辺りがたまりません。全体的に雰囲気重いので、心のオアシス的シーン。ですが、川べりに二人揃って座った途端、鴨川に等間隔で座るカップルを思い出すのは何故ですか・・・(知りませんよ)。それはともかく、この時点で鎧には10歳までの記憶しかないのに、兄貴にむかって「そんなに大きかったっけ」ってどういうことですか。実は覚えてるんじゃないのか(笑)。兄さんはもう18なんだからさすがに11歳の頃の身長と比べられたら可哀想よ・・・・(笑)そんな兄さんは鎧の腕を指先で撫でたりなんかして、未練たらたらのご様子(笑)つーかその頃にはすっかり頬の傷は治っていると言うヒーローにお約束の技も兄さんはちゃんと身につけています!!(笑)ってかさ、あの練成陣、なんで兄さんの血に反応してんの?兄さんの血が手についてなかったら動かないの?兄さんの血ナニモノ?・・・・・・・ホムンクルス?(待ちなさい)


ハイデリヒとの愛の巣(違)に帰ってきた兄さんは、そうは見えないけど鎧の頭持参だった模様。撃たれてる指先を隠すのにポケットに手を突っ込んだままなのは、どう考えても普段から妻に心配をかけ(強制終了)・・・・・・・。しかも帰ってきたと思ったらまたすぐ飛び出すダメ夫(もういい)。ええとアルに会って戻れるかもしれないって嬉しそうな兄さんに、ハイデリヒの(可愛い)顔が歪みます。デリヒはドイツの優秀さを現すことや、自分の生きた意味や、それを総括する意味でのエドを元の世界に戻してあげることを全部ロケットにかけてるわけですから、まるで必要ないと言われた気分になったのかな。お互いの現実を認められないところがこのふたりの悲しい所かもしれません。・・・が、兄さんの方は状況がかなり動いて、もう体が勝手に動くとこまで来ちゃってるんですよね。ここで大総統じゃなくてえーとフリッツ・ラングさん?にウラニウムがこちらに持ち込まれてることを聞きます。ウランもだけどユダヤも・・・・うう、重い現実です。トゥーレ教会の企みを聞いた兄さんは阻止しなくちゃと思うわけですね。扉を開こうとしてる人たちを止めようとする訳です。引いてはそれに利用されてるハイデリヒを止める。(デリヒにとっちゃ、ロケットさえ飛ばせればそんなの関係無いんでしょうが)
兄さんは向こうの世界を利用されたくない・・・・が、この辺の兄さんの心の動きも難しいです。まあ人なので、いろんな気持ちが複合的にあって当たり前なんですが。夢と現実と、帰りたい気持ちと利用させてはならないと言う気持ちがせめぎあって、とにかく体が動いてるって感じでしょうか。錬金術世界を利用されかもしれないわ、門を開く為にハイデリヒのロケットが利用されてるわでは兄さん的にはまあ止めるでしょうね。例え自分が帰れなくても。こっちのことが本当に夢で、どうでも良かったら門なんか開けさせて自分だけ帰ることを考えればいいわけですが、そうしない兄さんは、夢と言いつつももちろんこちらも現実だと知ってるんだと思います。
それはともかく(ともかく?)問題のポイント、「エドの部屋に服を取りに来るハイデリヒ」はハイデリヒがノーアに部屋を明渡した為というのはなるほどそれでいいとしても。あんなちっさいチェストにハイデリヒの服をわざわざつめたのかというところは言わないことにしておくにしても!ノーアに部屋を渡したあと、ハイデリヒはどこで寝てたんだ!ブルブル。眠れそうなソファなんて見えないし、まさか床で寝てるわけないだろうし、あのいかにもシングルなベッドで・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・。にしたって、居候のエドではなく自分が部屋を譲る辺り紳士だな、ハイデリヒ・・・・・。兄さんが連れ込んだのに・・・・・。アルだと別の意味で自分が部屋を譲りそうだけど・・・・・。(「兄さんのベッドにボク以外の人が寝るなんて!!」(爆笑))ってかむしろグレイシアさんのとこに泊めてもらえよノーア・・・・。
それにしても何で兄さんはひこうきまでうんてんできるんですか・・・・・!まあ一応ヒーローだもんね。そりゃ上空から飛び降りても大丈夫だよね!運がいいね、エドワードさんは!

さてその頃エルリックの片割は(笑)錬金術世界でラースに連れられて、例の地下部分につれてこられます。けど、あそこ、未だにどこからどうなってるのかよく判らない・・・・・。アルは兄さんを助ける為に扉を開けようとする訳ですが、最終的にはラースとグラトニーを代償にするわけです。ラースはそれで「おかあさん」に会えたのでまあ良かったですが、グラトニーはどうなっちゃったのかな。アルは兄さんと旅をして来た4年間を失っているので、もうただ兄さんを助けるために扉を開きたい一心で、そのことがどんな結果を生むのか判ってない。判らなくて当然なんですが。ラースに急かされてほとんど勢いで開けちゃいます。一方現実世界ではエンヴィーに噛まれてたホーエンハイムがエンヴィーを代償(触媒?)に扉を開きます。・・・・・こっちでは錬金術使えないんじゃなかったか。えんびーがいるからだいじょうぶなのか?そもそもえんびーはそれで良かったのか。オヤジを噛んでりゃ大人しいくらいだから、えんびとしても本望なのか。オヤジの方は心残りはエドのことだけとばかりに強制終了かけてきやがります。エンヴィーがひたすらホーエンハイムを求めていたことは確かで、ホーエンハイムにしても、それでもう一人の息子に対する責任を取ったということなのかもしれません・・・・・が。エンヴィーのフォロー無さすぎひんかー!まあ、グラちゃんも似たようなものだけど・・・人の姿を失ったもの、として扱われたのかな・・・。

さらにその頃アルフォンスの片割(・・・・)は。ロケットが完成した所に兄さんが飛び込んできてうまいこと扉も開いて、運がいいのはむしろアンタじゃないのと言わんばかりの状況のそろいぶりに、上から落ちてきた兄さんが気を失ってる間に一人乗りロケットに縛り付けてしまいます。呼びに行く必要も無かったね。って、どのタイミングで呼びに行くつもりだったのアナタっていう突っ込みは無用ですか。体調悪いのに兄さん抱えてロケットに乗せるなんて力持ちね、という突っ込みも不要ですか!うう。ハイデリヒー(涙)
ハイデリヒはどこまでいっても穏やかな話し振りです。ボクが行って欲しいんだ。ボクはボクだ。確かにここにいる。って・・・ううう、ハイデリヒー!!(涙)
かえって兄さんは「オレはあっちに行くなんて言ってない!」「オレが邪魔なのか・・・・」何を今更言うとるかー!!ってなもんですが、兄さんはまあ基本的にトゥーレ協会のことを聞いてからむしろ扉を開けることを止めようと動いている訳です。ハイデリヒに突き飛ばされて「あなたには何もいう資格は無い!」とか言われてヘコんでましたが。
でも後のことを省みずに自分が元の世界に戻ることよりも、あちらとこちらの平安を選んでるわけです。ふわふわと現実味のないところから、世界を守るという方向に足をつけようとしてたのに、そんなのいいから帰れとハイデリヒに言われてこれまた強制出発させられてしまうわけです。ここでもふたりすれ違い。もちろんハイデリヒの微笑が兄さんの心に残らなかった訳は無いと思いますが。少なくともハイデリヒにとっては満願成就。秒速11kmで兄さんを送ってしまいます。当然ハイデリヒ的にはノーアなんか超無視です。だけども撃たれる必要は無かった!撃たれる必要は!ううううう、はいでりひーーーー!!救いはとにかく一番いい気分の時に逝ってくれただろうということでしょうか・・・・。
兄さんはノーアを気にかけつつも彼女の本当に求めているものが、錬金術世界でないことは判りきっているのでさらにスピードを上げてとりあえず向こうに行ってしまいます。ブレーキかけようと思ってアクセル入れたんだったらちょっと笑えますが(笑うな)
秒速11km以上出せば、たぶんあの真理のうにうにした触手を振り切ることが出来るんでしょうねえ。エッカルトの方は黒いのに半分取り込まれたような感じで何故か魔術?が使える状態になってましたが。エッカルトの方はロケットが大きすぎたり、鎧詰めすぎて11km出なかったのかな?


錬金術世界に戻ってきた兄さんは無事ウィンやアルと再会を果たす訳ですが、アルの方はあまりの事態に腰が引けてしまいます。兄さんと会いたかっただけのはずが何か変なもんがぞくぞくやってきて、ラースは犠牲にしちゃったし、街は戦争状態だし、罪の無い人たちが死んじゃうし。アルには母さんを錬成した時以降の記憶がありません。自分が吸い込まれて、兄さんが手を伸ばして、その足が解体されていく。記憶にある一番の修羅場がそれで、それ以上のものなんてなかったでしょう。軍とも離れて、イズミ師匠のもとでずっと過ごしてきて、旅に出てる期間も半年やそこら(三ヶ月前だっけ?)です。13歳で背負うにはあまりにも重過ぎる現実から逃げてしまっても仕方ないです。バリーから逃げた兄さんのように、もっと単純に絶対的な恐怖を感じてたのかもしれないですね。惨状に思わず両手を打ちかけたアルを止めたのはやっぱり兄さんでした(おおおおにいちゃーん!)。人は作ってはならない。誰もこんなこと望んでなかった。世界と無関係ではいられない。兄さんはすっかり腹が据わったご様子。それと同時にアルも腹を決めます。
一方どこで兄さんが戻ってきたことを知ったのやら(リザっちが大変なことになってるって連絡入れたのかなー)、ロイロイは混戦状態の中央にご帰還&錬金術使いまくり。まあロイロイも腹決めたってことでしょうね。自分の弱さに負けない覚悟をした、あるいはそんな自分の弱さに拘泥している場合じゃないと思ったということでしょう。リザっちの敬礼は感動的でしたが、そのリザっちをいくら一人乗りだからって置いていくあたり、ロイロイはリザっちには甘えていますね(半分お母さんだよ 笑)。アニメのこのふたりの関係はホント謎だー(笑)。そのうち呆れたリザっちに捨てられなければいいのですが。
「久しぶりなのにじょうずだね」なアルもかなり謎ですがね!(爆笑)「いたずら好き」に続くお前は兄さんをなんだと思っているんだ発言。記憶の中の10歳の兄さんに常々心の中で話しかけてきたからそんななのでしょうか(笑)。後で18歳兄さんの色気に中てられるなよー(笑)
ま、そんな三人が合流して、眼帯似合わんだの、すみません〜・・・だのらしい会話を交わしつつ(アルはここでロイロイに初対面なはずだよな?)、最後に「生きていると思ったよ、鋼の」で締めてエッカルトとの戦闘へ。ラスボスのはずなのに、ラースとグラちゃんに時間かけすぎた感(笑)。ま、あの戦闘はあってよかったと思いますが、実際この映画、二時間半あったら絶対もっと良くなったと思うんだ・・・・もったいない・・・・・。最後はエッカルトの「お前も怖い」と言う台詞に全て現してみましたが、伝わりにくい!(笑)相容れないもの、理解できないものを排除してそれで良しとしてしまう人の心はあまりにもあっけなく戦争に傾いてしまう。民族主義が悪いわけではないです。自分の出自に誇りを持つのもいいことだと思います。自分と違うものを怖いと思うのも仕方が無いです。でも、だからって排除してしまうのは違う。犠牲にしていいわけでもない。それを理解しないまま、エッカルトは死んでしまうわけですが。そんなエッカルトですら、自らの楽園を求めただけに違いないというところが痛いところです。・・・・・・・・難しい。

ともあれ、何とか片がついてはーやれやれ、と思ったところに、ハイデリヒの言った事も忘れていない、ヒロイン体質のくせにヒーローな兄さんは現実世界に戻ることにします。多分初めから決めてたのかもしれないですね。元々戻るつもりなかったんだし。ちゃんとふたりが地上に戻れるように、ロケット(?)を分け分けした兄さんにアルが叫びます。もう何回聞いても可哀想な「兄さん!」。アルが言ったのがウィンリィのことじゃなくて、「もう二度と離れ離れになりたくない」(アニメ三話参照)だったらどうなったかと思わずにいられませんが(笑)兄さんは扉を閉じろと言ってさっさとさよならをしてしまいます。アルがちゃんと生きて成長してると思ったことで満足したんでしょうかね。元より兄さんは自分が死んでもアルが生きてるならそれでいいタイプなので、ふたり一緒ってとこにはそこまで固執しません(そんな兄さんがむしろ一番のアルエドラーの敵ですか 笑)。アルの方は一緒ってのにやたら固執するタイプですので、ロイロイを振りほどいたか、それともロイロイが背中を押してくれたのか・・・。後者っぽいですが、兄さんに見つからないようにこっそり兄さんのロケットの方に乗り込みます。ちゃんと見つからないようにするところがいかにもアルらしいです。兄さんの性格もよく判っています。ってか、そんなことより一人取り残されたロイロイが、あれだけの材料で果たして地上に戻れる何かを作れたのかということです・・・・・・!!だ・・・だってだってロイロイ火しかおこせないよね!?(そんなことはない・・・ハズ)少なくとも練成陣書く道具なんてもってないんじゃないのか・・・・。あのまま地上に激突していないことを願います(笑)まあそんなことになっても有能な部下達がなんとかしてくれるでしょうけど。


けど、そんなことは知ったこっちゃないふたりは、秒速11km出ていたとは思えないのに(エッカルトがでろでろになってたから)、現実世界に無事に戻って参ります。普通に降りてくる兄さん。衝撃のシーン。ノーアの膝に抱かれたハイデリヒに顔を歪めます。このときの兄さんが果たして何を思ったかは謎です。謎ですけど、アルが出てこなかったとしても、ここで兄さんが取り乱して「ハイデリヒ!」とか叫んでデリヒの体に取り縋るようなことは無いと思います。そりゃそうしてくれれば、見ている私たちは満足したでしょうけど、ね(苦笑)兄さんはそういう段階はずいぶん前に通り越してしまってる気がします。確かにずいぶんあっさりはしてるけど、ここで顔に悲しみを出さなかったからと言って、悲しんでいないとは言えませんよね。エドワード・エルリックはもうニーナを失った時の13歳ではなく、18歳のエドワード・エルリックなんです。18の兄さんは悲しみより先に進むことを選んだ。自分が何のために戻ってきたのか、ちゃんと「地に足をつけて」判ってるから。そういうことだと私は思ってます。何より、ここで兄さんを貶めたら、ハイデリヒが可哀想だ。ハイデリヒが自分の命をかけた人は悲しみを知らない人じゃないです。それはアニメ見てれば判ることだと思いますし。


・・・・・・・今回映画を見て、ハイデリヒの扱いがすごく可哀想で、何であんなことになったのかなと考えてるうちに、可哀想なのはエンヴィーもそうだよな、っていうかいっぱい死にすぎだよ!!と思いました。そしてみんなは何で死んでしまったのかを考えました。何より、ハイデリヒやホーエンハイムが、当たり前のように笑って死んでいったことを想いました。デリヒもオヤジも問題なく自己犠牲。ラースもそれに近いものがある。そのくせラースは「また兄のために自分を犠牲にしようとしている、そんなのはもう見たくない」なんて言っちゃってる訳です。なんかどっちかって言うと自分の為に死ぬみたいな感じ、と思ったらデリヒもそうだよな。オヤジなんか初めから死ぬ気満々だしな。と。それって同じ自己犠牲、同じ自己満足でも、それは誰かの為なんじゃなく、自分の為なんじゃないかと思いました。誰も、自分も喜ばなくたって、はいつくばっても生きていくことは、凄いことだし尊いことだけど、自分の大事なものの為に夢中になってしまう心は誰でも持ってるんじゃないかなと思いました。
もちろん自己犠牲で救われてしまった方にすれば、そんなの意味無いと言いたくもなりますが、必死な時は残された方の気持ちやそれがどんな影響をもたらすかなんて考えられずに、もうただただ一心に色々やってしまうのかもと思ったのです。しかもそのこと自体は、誰にだって救われた本人でさえ、何を言う権利もないのかもしれないと。少なくともその人の人生はその人のもので、どう生きてどう死のうが、その人の心ひとつなのだと。むしろ死は結果のひとつに過ぎないのだと。そしてそうしたことによって出た結果には本人は後悔しないんじゃないかと。
そうさせてしまったと後悔するのは残された方です。責めるのも許すのも残された方です。それもまたその人の心ひとつで、自由です。
私も「命と引き換え」を推奨したいとは全然思えないのですが、何にも頓着してられないほどの想いというのも確かにあるんじゃないかと思いました。兄さんもアルも一度それを経験してるし、死をあまりにも身近に感じていたからこそ、責めるでなく、悲しむでなく、背負うことを選ぶんじゃないかなと思います。それはあまりに重いことですので、たまにはまた迷ったり投げ出したくなったりするんじゃないかと思いますが(笑)それも「生きている」「人間」だから仕方ないことですよね。その中で支えたり、支えられたりしながら生きていく兄弟だからこそ、魅力的なんじゃないかなあ、なんて(笑)そして何より、そんな風にしてきた兄弟が人の死や悲しみに疎い訳がない。今までのアニメを見てもそれは判ることです。泣くことは簡単です。でも悲しみにして流してしまうことを、兄さんは止めてしまってる気がするし、アルは自分がずっと生と死の狭間にいた。そして死んだ人はもう還らないということを、痛いほどに知っている。そんな風に思ってCelest blueを書いたわけですが、2回目見た直後には正直ちょっと後悔しました。まだ浅い気がして(苦笑)やはりシナリオブックが必要だな!!(まだ感想書く気ですか)

ノーアに送られる形でのお葬式は誰が言い出したことなのかな、とちょっと思いました。兄さんの横顔からは相変わらず感情は見えませんでした。
髪を切ったアルと、相変わらずの兄さんは再び旅に出ます。現実世界に持ち込まれてしまったウラニウム爆弾をどうにかしようと。ふたりが世界と関わる決意をすると同時に、そうか、映画の現実世界は、兄弟が関わったことで原爆を知らずに済むことがあるのかもしれないなと思いました。
タイムマシーンで時を戻った人が、過去に関わることで運命は変わるか、という話がありますけど、元々兄弟はこっちにいるべき人間じゃないですからね。関わることで、どんどん私たちの現実世界とは変わっていく、のかもしれない、です。パラレルワールドとして。























3回目感想(シナリオブックネタバレ有り)

映画三回目を見に行く予定なので、それまでにシナリオブックを買わねば!と思って自転車に乗ったらタイヤがパンクしているという見事なお約束。
しかもお盆なので家近の自転車屋さんは閉まっているという事実。何の陰謀だ。
私がシャンバラ感想書きすぎてるからもういいっていう天のお告げか。・・・なんて思うわけも無く、パンクした自転車に無理やり乗って(・・・)チャリで10分の年中無休自転車屋へ。
ぎっちり直してもらって「オレはやるぜオレはやるぜ」的に本屋へ向かうが、シナリオブックは置いていない。・・・何の陰謀だ!(違うから)
さらにもう一つの本屋さんへ行って探す。おお、最後の一冊ではないか!!(その一冊しか入れてないという可能性は真っ向否定)神は私を見捨てていない!(でも自転車パンクしてた)しかしその表紙は、あのぶさいく兄さん・・・・・・・(遠い目)なんでこの絵をこんなに使いまわすか・・・・!!アニメ兄さんの姫っぷりが全く出てないじゃないか!!(そんなとこに憤られても)でも開けてキャラ紹介の兄さんの顔カットは大変美人さんです。それにしてもアルは一人でやたらと血色がいい。

3回目は今度こそキャラ萌えしようと思ったのと、シナリオブックの内容を確認する方向で見ていました。ものすごく単純に言うとデリヒと兄さんとアルの顔ばっかり見ていました(待て)。ちなみに今回のメンバーは六畳と、梅次幸名さん。梅次さんは五月にお隣のサークルさんだったのがご縁で夏コミでもご挨拶させて頂いて中尉コスに惚れ惚れしたりしてたのですが、インテックスではついにナンパを・・・・!(笑)三人で映画公開終了一日前のスクリーンへ。いわゆるシネコンタイプのとこなのですが、公開すぐのスクリーンじゃなくて別の建物のちっさい狭いしかも何か臭い(笑)とこへ押しやられてしまっていました。思ったより人はいたかな。半分くらい?結局ガラガラという状態には縁が無かった。いいことですが。

何回見ても始まる前はごっつい緊張します。今まで見たときは宣伝がすごく長かったので、いつ始まるのいつ始まるのという感じで心臓ばくばくだったのが、今回はあっさり始まって、始まったら始まったで魅惑の釘宮ボイス(笑)にくらりとする私(毎回同じところで萌えられて大変お得 笑)。
兄さんの金魚鉢はガスとかから目を守るための防護グラスみたいなものなのだそうですが、結局割っちゃって意味無いんじゃ。っていう突っ込みは兄さんの顔が可愛らしいのでもういいことにします。(えらそうに)いやでもほんと可愛いよ!時期的には砂礫らへんということで兄さんはかなり生き生きしてます(笑)ぴちぴち。
そんでもってハイデリヒが出てくるシーンはあろうことかハイデリヒを中心に凝視(爆笑)。
ハイデリヒやべぇ!ハイデリヒ可愛い!!!(笑)二回目のときも散々思ったのですが、今回特にハイデリヒばっかり見てたので、その可愛さにすっかりやられてしまいました。何というかあの人、顔自体もさることながら、表情の作り方とか動き方とかが可愛いんですよね(笑)「寒く・・・・なってきたからね」のとことか、ほんともうぎゃーっと叫びたくなる可愛さ。(迷惑なので心の中だけにしときましょう)ほんともう何もかもがたまらん。喋り方もなんとも言えず可愛い(めろめろか)。そして今回はじめて気付いたんですが、カーニバルだ!ってなって正面から映すシーンで兄さんの左肩に手が置かれてるんですけど・・・・?・・・・デリヒだよね!まさかアルの生霊じゃないよね!(当たり前だ)何だろう。ノーアに触られたから?(笑)いやんデリヒってば独占欲!?(笑)もしくは「ご覧、あれがカーニバルだよ」「まあ素敵!」みたいな?(爆笑)・・・・シナリオブックをチェックしてみると、カーニバルに思わず立ち上がる姉さん方とふたりというのがあるので(立ち上がってたかどうか一切記憶に無いけども)、その辺の名残かもしらんが。ほら手を取って車に上げてあげたみたいに、揺れてる車の上で立ち上がったら危ないから(笑)だからって座っても肩抱いたままの必要ないけどな!(笑)

ちなみにシナリオブックによると脚本のプロトタイプでは、このハイジャックシーンで、自分たちの車が壊れた後、兄さんが突然何の脈絡もなく「兄さんて呼んでみて」等ととんでもない事を言い出します(自分の欲望に素直な奴!笑)。ここでハイデリヒにはこの台詞は聞こえておらず、なかったことになる訳ですが、この台詞後、途端に「エドさん」だった呼び方が「エドワードさん」に変わってしまうのですね。・・・・・聞こえてただろうハイデリヒ!(笑)と突っ込みたくなったんですが、この後ノーアを助けるシーンでハイデリヒはあろうことかナチュラルに「兄さん」呼び(口調もアルに近い)で、兄さんも普通に答えてるんですよ!(爆笑)普通に考えればこれはただの書き間違いでこんなのそのまま載せられちゃあ、深読みしがいが無いよって話なんですが、ふたりの間で「兄さん」呼びが普通だったかもしれないと思えばそれはそれで萌えます(笑)前のシーンで兄さんが突然「兄さんて呼んで」とか言っちゃうのもそのせいだなきっと!(笑)

プロトタイプでは兄さんとハイデリヒとノーアで三角関係みたいなものも考えられていたそうです。・・・・・・・・・・が。シナリオブック読んでも全然三角関係に見えないんですけどって言ってもいいですか・・・・!(笑)ハイデリヒ→エド←ノーアで三角関係っていうならともかく(笑)ハイデリヒがノーアを好きなようには見えないんだよなぁ。イマイチどこでそんな風に思ったのかシナリオには描かれないままそんなことになってるらしいです。別の意味で削って正解だと思いますですよ。ハイデリヒがノーアを好きで積極的に動いているというよりは、ノーアが兄さんの『何か』に触れることが出来てるから興味を持っているって程度にしか見えないもの(腐女子だからか 笑)。ちなみに兄さんは女の子にはいつも似たような態度(ロゼ然り)だから、こちらもイマイチそんな風に見えない。ま、アニメは恋愛部分あんまりうまくないからなあ(苦笑)しかも2回目感想にも書いていますが、ハイデリヒは最後の方に行けば行くほどノーア完全無視です。エッカルトに撃たれて落ちてきた兄さんをロケットに運んでも、同じくエッカルトに打たれた(蹴られた?)ノーアは心配しないし、自分の世界に帰りたい兄さんと、自分の世界が欲しいノーアと並べても、確かに今更とは言え完全一人乗りロケット。ノーアの乗る隙なんざありゃしません(笑)そんなんでどうやって三角関係だと思えと?(笑)


アルが兄さんを探して旅立ったのは正確には二ヶ月前でしたね。では二ヶ月間だけ、アルはあの格好で旅をしてたということになりますか。でも髪は伸ばしてたのかな、錬金術で伸ばしたのかな(そりゃ生態錬成ですか 笑)。リオールの砂漠のシーンはやはりアニメ初回のシーンを意識したものだったらしいです。この時点で井戸を作れる以上、15歳兄の能力をアルは13歳で超えちゃってる訳で。・・・・・・・・・・・アルってば天才・・・・・・・!かっこいい・・・・!(待て)カッコいいけどなんて無茶な設定・・・!(笑)
でもアニメで「兄さんは天才だ、なんて言われてるけど、それは努力という対価を払ったからだ」という感じの台詞があったと思うんですが、アルもそうして「努力」という対価を払ってのことなんでしょうね。兄さんに会いたいが為に天才といわれた兄を超えるアルの執着心は恐ろしいものがあります(笑)やはり奴は無敵だ。そのくせプロトタイプシナリオにノーアを見たアルが「ボクはもうウィンリィといっぱい年が離れちゃったから」って言う台詞があるんですよね。この辺は子供っぽいのにな。13歳の子に18歳と付き合えって言われてもそりゃ途方も無い隔たりを感じるでしょうよ。長じてしまえばたかが5歳なんですがね。ま、子供だからこその執着心とも言えるかもしれませんが。でもアルはそれと同じくらい兄さんと年が離れたことを寂しく感じている・・・・ようには見えないんですけど、それもどうしましょう(笑)兄さんとの時は年齢など越える覚悟ですか(笑)あるいは全て奴の計算ですか(笑)だってウィンリィはどうするんだとか年が離れちゃったとか、ノーアを見て可愛い子だねとか言うにも関わらず、行動だけ見れば兄さんと離れる気は毛頭ございませんって感じで、映画の最後でも普通にふたりで旅に出てるし。どうみても最後のトラックにノーアは乗ってないので、確実に置いて行かれてますよね?最後の場所がどこなのか良く判りませんが、あの後ノーアはどこでどうやって生きていくのやら・・・・。


2回目感想で書いていた兄さんのほっぺたの血が練成陣に作用するのは別に兄さんがホムンクルスだからでも兄さんが処女だから(笑)でも無く、単に『血』というものの作用らしいです。・・・・・・ちッ(え)。アニメ初回で『魂の情報』として兄弟が血を使うシーンがあるのでアレを意識してということなので、兄さんの『錬金術師の情報』が作用した、ということでしょうか。扉を開く為の陣なので、あるいは『向こうの世界の人間の情報』だということかもしれません。
アルは魂を何かに移しても普通に意識を保ってられる状態ですが、ここでほとんど眠ったような状態になるのは何かあるのかと思ってましたが、単に尺の問題のようです(笑)でもここの「兄さん・・・・」ってのはめちゃめちゃ可愛いですよね・・・!やはり神!!(笑)ところで、2回目感想で鎧の腕を指先で撫でる兄さんは正確には、鎧の腕を手のひらで撫でる兄さんでした。訂正してお詫び申し上げ・・・・・・ってどっちでも変わらねえよ!(笑)


ハイデリヒにとってのロケットは存在証明で、ドイツがどうとか兄さんの世界がどうとかどうでもよくて、なおかつ最終段階ではロケットを打ち上げることと兄さんを帰すことしか考えていない。自分たちの生活している場所が自分の世界だと思えない人間みんなに苛立っている。・・・・・・シナリオブックを読んで余計混乱を招いたのが何よりやはりハイデリヒのことでした。つかめない男だなハイデリヒ・・・・!!命が尽きると判った時に、ロケットに全てを賭けようとしたハイデリヒは、判る。うん。で、ロケット打ち上げと兄さん帰すのは一緒にできるから、そっちの世界はどうでもいいけどとにかく帰すことにして、・・・・・・・・・・・・・?見ろよこれで帰れんじゃねぇかテメェ忘れんじゃねぇぞ!みたいな・・・・・?ああっハイデリヒがよく判らん・・・・・!!(笑)兄さんへの想いを抜くと説明つけにくいってどういうことだハイデリヒ!やっぱり腐女子に対する挑戦だろう!!(笑)

ま、そんなことはともかく(ともかく!?)兄さんは車を運転したり、飛行機を運転したり大忙しですが、プロトタイプではなんとデリヒとノーアと三人でバイクに乗るシーンまであったみたいですよ!それも兄さんが運転するのかしら!何でも来いだね兄さん!しかもラングさんと乗ってる飛行機は兄さん自ら直したらしいですよ。だから前に乗ってるのかな?後から「運転できるか」聞くくらいなら乗る前に聞けばいいのに・・・・・(笑)。そんなに前に乗りたかったの?・・・・・・いっつも鎧の前歩いてたしな。相変わらずだなぁ、兄さんは昔から一番前が好きだもんね!!(笑)
ハイデリヒもロケット二人乗りにして自分も乗っかれば良かったのに・・・・・新婚旅行は月だよエドワードさん!みたいな(目的違ってます)。ロケットにカンカン付けてさ!「でもオレ、前に乗りたいよハイデリヒ・・・・」「もちろんさ。見てよちゃんとハンドルも着いてるよ(ニセモノだけど)。コインをいれたら音楽も鳴るんだよ!」「すげぇよハイデリヒ!」「気に入ってくれた?」・・・・・すごいイタいよあたし・・・・・・・・(笑)


シナリオブックを見て、どこが気になったって、ロイロイがリザっちを気球から突き落とす。って書いてあったことです。な、なんですとーーー!?そんなシーンありましたかー?(結局無かったです 笑)・・・・決定稿とは言え、結構色々変わってるんですよね(笑)突き落とされたらそりゃリザっちも「嘘!?」って言いたくもなるよな(笑)
無事出会った三人はロイロイを前にしてエッカルトのロケットまで登っていく訳ですが、空中なのに何の躊躇も無く石柱に飛び降りるロイロイ(推定33歳)。北国にいたからブーツの底も滑り止めがたくさんついてたのね!登っていく途中エッカルトの攻撃を受けて何の躊躇もなくロイロイを盾にする兄弟(初対面と4年ぶりの対面)。
エッカルトの叫びは「お前も怖い」ではなく「お前も化け物に見える。だから殺せる!」でしたね。これもまあ意味的には変わりませんが、訂正訂正。
そして兄弟の別れのシーン。ブラーチャが流れてるんですが(一回目から気付いてましたよ)、曲だけじゃなく歌も入ってもいいような気がしましたね。ブラーチャが流れるほど兄弟に特化したシーンですが、シナリオブックではこっそり増田さんも涙を流していることになっています。余程会いたかったんだ・・・・・(笑)でもロイロイは兄さんのことも自分が死なせたと思ってたようですので(シナリオブックによると)、向こうとか門とか意味不明ながらもまた似たような気持ちになったのかな。
ところでTRICKYのみなせさんが、ハウスホーファーのとこで画面に残った兄さんのポニテの毛先に萌えた(詳しくはみなせさんの日記で!→コチラ)と書いておられましたが、私はこのシーンの激しく風に舞う兄さんの尻尾に萌えておりました・・・・・・。それにしたって兄さんはきれいな人だなあ(今更再確認)。


映画を見てもシナリオブックを見てもまだ判らないのが、現実世界に戻ったアルの記憶が戻ったという台詞を受けての兄さんの台詞「等価・・・・・交換か」です。ほんと何と等価交換なのやら・・・・注意書きが無いということは、それほど重要な台詞ではないということでしょうか・・・・。
3回見てハイデリヒが死ぬのは悲しいけれど、兄さんの反応はやっぱりあれでいいと思いました。
アルが門を開けてから自分の責任の大きさに逃げ出して、街で血のしみを見て思わず錬成しようとするシーンで、兄さんはひどく冷静にアルを止めますよね。あのシーンもアニメの時ならそうしようとするのは兄さんの方だったけど、止める方に回ったんだなあ・・・・と。単に大人になった云々ではなく(アニメなら止めるのはアルだったもんね)、やはり覚悟の差かなと思います。その頃の記憶の戻ったアルと、あの頃のままじゃない兄さんだから、やっぱりああいう風になるだろうなと。
とは言え、死期がそう変わらなかったとしても、ヘスは憎いぞ。でもハイデリヒがあまりにも満足そうな顔をしていたので、やはり良かったのだと思いたいです。


ついに公開も終わってしまいましたし、ノベライズは無いそうだし・・・・・。次はDVD・・・・・・ぐは(飛び蹴り)。いや、もうしないですもう(笑)こんなに大量に感想書いてる奴も珍しいんじゃないだろうか(感想っていうか妄想)。長々とお付き合い有難うございましたーv









おまけ。約一年前、ハイデリヒの存在がアニメ誌にて発表された時のメモ(笑)当時から私がすごい熱狂してたことが伺えます(爆笑)

アニメ誌で鋼ムービーのストーリー紹介があったらしいですよ・・! それによると、
>舞台はTV版最終話から2年後、1923年のドイツ・ミュンヘン。
うん、これは聞いていた通り。 兄さんはもうすぐ18歳v心配していた声も朴さんらしいし、多少18にはありえない声だとしても、兄さんが朴さん以外の声のほうがありえないのでむしろ楽しみなくらい。ただ・・・あのポスターにはいまだ不満はありますが(笑) 問題はそれからです。そこから。だってそのミュンヘンで兄さんは 生身のアルにそっくりな17歳の青年「アルフォンス・ハイデリヒ」 と共にロケット工学を研究しながら共に暮らしてるそうなんですよ!!!!!
ちょ・・・・・ちょっと待って・・・・!いや・・・・あの・・・・ ぐは(吐血) え、ええええええええ!? やる!?そこまでやっちゃう!?アニメ!!(爆笑) ま、まさかそこに純愛じゃないだろうな映画!!!(笑) っていうかむしろ三角関係ですか!ミュンヘンアル→エド←アルで(笑) あのね!いつも言ってるけどアニメは我々アルエドヲタクに挑戦を仕掛けてるとしか思えない!(笑)
> その頃のエドは「元の世界へ帰るための手段」として賭けていたロケット工学の研究成果を思うようにあげられずに焦り、そして夢を叶えようという情熱をも失いつつあった。
しかもこれ。この文。なにこれ。(笑) あれでしょ、目の前にミュンヘンアルがいて、これに迫られたりして、落ちそうになるんでしょ、兄さんは(笑) 帰っても自分が生きてる以上、そこにアルはいないかもしれないって兄さんは思ってるから迫られたらぽわーんとなって、ミュンヘンアルと生きていくのもいいかもしれないとか思うわけでしょ(笑) だけどもしかしたらって望みを捨てられなくて、惰性で研究を続けていたら、ミュンヘンアルに、怒られちゃったりするんじゃないの!しかもミュンヘンアルとは血の繋がりが無いわけだから、「兄さん!」じゃなくて「エド!!」って呼ばれたりすると思うんだけどどうですか六畳さん!!(笑) さすが”引き裂かれたオレたち”なだけあるよね!!(まだ言ってる 笑) でもどう考えても兄さんはヒロイン扱いだって!知らない世界へ飛ばされても助けてくれる人がいて、もちろんその人は親身になって世話するうちに仄かな恋心を抱くわけよ。そんでヒロインは残してきたた恋人(笑)と板挟みになるんだよねー。基本だよ、基本(笑) 兄さんは弟にそっくりなその人に真剣に怒られてちょっと胸ときめいたりしてさ(一回くらいほっぺた叩かれるとなおいい 笑)。そうこうしてるうちにさらに一回くらい無理やりちゅーとかされるといい!(願望になってきた 笑) ・・・ってそれは無理としても。っていうかこれで一冊私は本を出せます(笑)絶対そういう挑戦だとおもう。ボン●さんの。
> だが、そんなとき「ある事件」が起こり、エドはその事件に関わっていくなかでだんだんとかつての情熱を取り戻し、そして元の世界へ帰るためのヒントを掴んでいく──
しかしこの展開でどうやって鎧アルが出てくるのか・・・・。ある事件?(笑)しかも帰れるのか(笑)まさかほんとにロケットで帰らないよね兄さん!(笑)
あーやべぇ・・・寝る前に興奮してもう寝られないよ。どうするのよホント(笑)
とりあえず最後にもう一回叫んでおこう・・・。 生身のアルにそっくりな17歳の青年「アルフォンス・ハイデリヒ」と一緒に暮らしている!! ・・・・・・・(笑)あたし、アホやわ・・・(笑)  


(上の書き込みに対する六畳のメモにレスで)
すごいよねー(笑)そんなん見に行かずにいられないよね(笑) でも暗くないわけないと思うんだけど?だってどう考えても兄さんが暗そうだもん。ずーと「アルー・・・アルー・・・」ってなってめりこんでそう(笑) でもさ、12歳アルに、鎧アルにミュンヘンアルまでいるんじゃアルハーレムだよ。やったね兄さん!やったぜ私!パラダーイス!まさにシャンバラ!(笑)チョロいね!(←自分中で流行ってる 笑)・・・いるよね?12歳アル(笑) 可愛いだろうねー12歳アルもー。 見る前にでっち上げるかもしれないネタというか妄想。
↓めもめも(笑)
ミュンヘンアルの身長が・・・!気になる・・・!兄さんが育つわけないから(酷)、やっぱアルの方が大きいよね!!顔はマフィアアルなのかなあ!むしろあの牛画を見たアニメスタッフがミュンヘンアルを17歳に設定したんじゃないだろうな!!(笑)
まあどっちにしても、兄さんが二年もアル無しで生きてけるわけないんだから、そういう意味で言うと、ミュンヘンアルは兄さんの命綱だよねー。んでもってミュンヘンアルはロンドンエドの弟(爆笑)とかだったりしたらかなり笑える(笑うのか)。
ロンドンエドの死後ひとりになったミュンヘンアルはハインデリヒさん家に養子に貰われるのね。兄さんは自分がロンドンエドを殺した=ミュンヘンアルをひとりにしたっていう負い目があるから、その顔を見るのはこれはあの「アル」じゃない。とかって辛いながらも世話を焼いてしまったりするんだろ。もちろん、育ったアルが見られるっていう誘惑にも負け負けしつつ。っていうかミュンヘンアル的には死んだ兄さんに似てるわ、かつ手足の不自由なエドを放っておけないのね。結局世話してるのはアルの方なんだけど、「エド」とか呼ばれたら、オレのほうが年上なんだから「エドワードさん」と呼べー!!とか叫んでそう。んでも実際「エドワードさん」(にこり)とかされたら、かえって傷ついたりするんだよね、バカだな兄さん(笑)まあ、そんなヨワヨワ兄さんでも、やっぱり兄さんは兄さんだから、天才だし、男前の気概のひとつも見せてくれるはずだ!ああ、そんな兄さんにメロメロのミュンヘンアルが、兄さんをかばって死んだりしないといいなあ(苦笑)・・・っていうかとことん兄さんに冷たいミュンヘンアルっていうパターンとか・・・んで兄さんがすがりつく・・・・演歌だよ!(笑)まあどっちにしてもそんなダメ兄さんでも、アルに会いたいっていうのは絶対あるだろうから、帰るんだろうな・・・帰るとこで終わりかな・・・そしたらミュンヘンアルは捨てられてしまうのね(涙)まさか一緒に帰らないだろうな!!(無理無理無理)三・角・関・係!!(笑)
とまあ、こんなことを考えてたらそりゃ安らかに眠れないってのよ。 とりあえずさー気になるのは誰も「ウィンリィでもいいんじゃないの。ロケットも機械なんだし」って言わなかったのかな、スタッフ。っていう・・・・。おかしいなぁ・・・少年漫画なのに・・・・花が少ないよ(笑)